故郷の祭り(宮入り)

昨日 長々と書いたというのに


上手く送れなくて消えちゃいました [d138]


 


頑張ってもう一度挑戦してみよう!!


写真はクリックすると拡大されます


迫力が増すと思いますのでお試しくださいませ [d229]



城崎は歴史的にもかなり古い温泉地です


 


このお祭りは200年の歴史がある、、、と聞いています


 


簡単に説明しますと 


湯島 という地に 四所神社 と言う神社がありまして


その神社は


位置としては 湯島を1対4 位に分けた辺り かな?


 


面積は


上(かみ)が全体の5分の1


下(しも)が全体の5分の4


 


土地の広さや人口では 上は下に負けてる訳です


 



 


何でか 上は この四所神社と仲が良くて


早い話が 神様に「贔屓」されているんです [d136]


 


 


15日は町民が興奮で最高潮に達する日です


 


四所神社の神様が神輿に乗って「お旅」をされるので


町を二分した「お話」が展開するからです


 


午前11時過ぎ


四所神社の宮入


 


大きな見せ場の一つです


 


実に久々の観戦(?)ですから 良い場所を確保しました [d145]


 



先ず 「上のだんじり」が宮入をします(写真には11:17と有ります)


狭い境内でパフォーマンスを披露して


石段を2~3段登って 本殿の左後ろに落ち着きます


前後に各二本ずつ棒が付いているので肩で担ぐことも可能で 石段も容易に上がれるのです


 


上のだんじり は「どでん」とも呼びます


だんじりの上に 赤い装束の男性が二人乗っていて 大きな太鼓を叩いてリードします


 


♪ ドン!! と太鼓の音


 


すると


だんじりを担ぐ人達が


「やあさっ!」


 


(一拍休んで)


もう一度 ♪ ドン!!


 


「やあさっ!」


「よーいやさっ!!」


「さあ~のっ!!」


(この間 太鼓の ♪ ドン!!が鳴っていると思います)


 


 


(一拍休み)♪ ドン!!


「いやあさっ!」


 


(一拍休み)♪ ドン!!


「いやあさっ!」


 


こんな風に続きまして 


この太鼓の音から だんじりの名前の「どでん」が生まれたのだと思います


 


走る時は


「やあさあ やあさあ よおいやさぁ~! やあさあ やあさあ よおいやさぁ~!」とアップテンポになるんですわ


 


女の子もこれが体に染み込んでいます [d230]


 


その後 


上の小だんじり 下の小だんじり が順番に宮入りして 所定の場所に落ち着きます


(11:36)



神社の外では 下の大だんじり がパフォーマンス中 [d145]


境内の内外の見物人も徐々に増えてきました


 



やっと 下の大だんじり の 宮入りが終わり


(だんじりは 決して鳥居を潜りません 境内に入ると直ぐに左折して右折して、、、とにかくこれには大変な技術を要します)


 



 


この 下の大だんじり が


「僕も(俺も)仲間に入れてくれよ!」という風に 石段を登ろうとするのですが


 


悲しいかな このだんじりは肩に担げないので たった2~3段の石段も登れません[d221]


 


それでも「登りたいんやっ!」とばかりに 石段に向かって突進します [d145]


 


こんな風に



さあっ!行くぞっ!!と言うシーンがこれです


赤い襷をかけた青年の緊迫した表情をよく見てください


この 赤い襷の青年達が この日一番苦労をするし 涙涙、、、と言いますか


大変なんですが 名誉な立場でもあるんです


 


石段に突進してくると



上の「どでん」が


 


「なにぃ~~~~!?」と言わんばかりに 細かく打たれる太鼓の音と共に


石畳を ドドドドドッ~~~~~


と突進してきます


上のだんじりには 車輪も有りますから ドーッと突進も可能 [d136]


                         


                        


こんな風に


 



 


こんな風に 両者が石段の上と下でぶつかるのです


 


この日 同級生の小母さん4人は 石段を上がった右側の所に陣取っていまして


周囲の「危ないよ!」の声に耳を貸さず 頑張りました[d229]


 


が 


もう この時は だんじりの人や見物人が揉みくちゃで


「ひでちゃ~ん 見えれへん!!」(英ちゃん 見えないよ!)


「きゃー!」


「ひえー!」


 


もう 興奮と言うか、、、たまりませんでした


 


私「任しときんせえ!報道カメラマンだしけえ!」(任しといて!報道カメラマンだから!)



カメラを高く上げて むやみやたらにシャッターを切ったお陰で 結構良い感じに撮れました


うふふ


 



子供の乗った 下の小だんじり


子供達も緊張して見ています


 


 


何度か石段に突進するも 思いは叶わず



体を左右に大きく傾けることで 怒り を表す 下の大だんじりです


 


屋根の御幣が揺れて あたかも「怒れる獅子の鬣」のようです


 



決まり通り 何回かの見せ場を披露して 四所神社でのクライマックスは終りました


形も理想通りに治まり 神社の皆は「拍手」で称え合います


 



下のだんじりが去り


 


いよいよ神輿の「お旅」がスタートします


幾つかの注意事項を伝え


 



久しぶりに見る担ぎ手は 若いように見えました


 


昔は お酒を飲んで その勢いで担いでいる感じでしたね


酒臭くて、、、、


 


最近は禁酒、、、とか 若者では 酔っ払うと力が出なくなるからでしょうね


 


今年は アルバイトで14000円の日当が出たそうです


 


この白襷の装束が また 男っぽくて


色気が有って 何とも言えない魅力を感じます


クロスした背中の襷掛けが 古色に溢れて不思議な色気を醸し出すのです


 


 



神輿が石段を下りて行きます


昔は 鈴も飾りも もっと多くて


目の前を通る時は


シャンシャンシャン、、、


とっても良い音色が響いたものですが


 


最近は 担ぎ手の事情もあるのか 


かなり装飾が少なくなって 音も静かで寂しかったです


 



神輿が神官さんと旅立った後


 


神輿が鎮座していた石畳を 上のだんじりの連中が



こんな風に掃いて


 


そして    


こんな風に 拭いて


 


「口上」が始まります


 



今日のこれからの予定と「口上」を神妙な面持ちで聞いている 上のだんじりの連中の皆さん


殆どが肩に担いでの移動ですから 人数も少なくて この後が大変なんです


そして 


口上を述べる 上の「執頭」(こんな漢字かな?「しっとう」と言います)


暗記でね 


長い「口上」を述べるのって 大変だけど


選ばれるのって 名誉なんですよね [d136]


 


 


さあ お昼には 私の実家の所で


「まんだら橋の競り」


 


我々も急いで移動しました    続く


 


 



















































































































































































































chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。