闘え兵よ、傷だらけのその体で。

…本当に傷だらけ、って感じだよなぁ…。
昨日の清原引退表明なんですが…時事通信のニュース速報で知りました。


清原が一軍に上がってきたときの他の選手の声として、ルーキーの小瀬が
「自分が生まれた頃からプロ野球選手」
と言ってたのが、ちょっとビックリでした。
小瀬の人生と清原のプロ人生の年数が一緒なんですってよ…。
小瀬が大卒だから、ロッテの唐川とか生まれる前から清原は現役だなんてマジで時代を感じます。


昨日のTV中継で、解説の松沼兄やんが「清原はまだ西武のイメージがある」みたいな事を言ってました。その時は２連敗中ってのもあって、「清原はワシ（西武）が育てた」的なニュアンスかよと思いましたが…確かに自分の中でも清原は西武時代の方が印象に残ってる気もします。


森監督が率いた西武黄金期、「熱パ」という言葉が生まれ、「トレンディエース」なんてものも生まれ、当時関東では巨人戦しか見れなかった環境だけど、ファンの意識を変えた現象を担っている１人であることは確かです。
そんな巨人戦しか見れない環境に加え、父が阪神ファンという家庭で、自分がパ・リーグのファンになったのも……
コ■コ■コミックの「かっとばせキヨハラくん」の影響でした（実話）
（↑同年代に絶対に同じ人居ると思うんだ！！）
当時、今の週ベ１冊の価格よりも月のお小遣いが少ない、更には遠距離通学の関係でナイター終了時間より早く寝なきゃいけない自分にとって、祖父が毎月買ってきてくれたコ■コ■が自分にとっての選手名鑑だったのです。


（当時の）小学生ってのは、本当にプレー中のキレイな所ばかり見ることが多いってのもあり、その頃の清原は本当に好感が持てました。入団に関する諸々は、父がアンチＧ故に説教的なノリで解説された記憶はありますが、ＫＫでは実は桑田派だったので聞いてません（爆）
入団２年目だかの日本シリーズで、確か桑田対清原の対決が実現したとき熱くなった人も多いのではないでしょうか。


ＦＡで巨人移籍後は、色んな情報がメディアを通して出回りやすい球団というのもあり、「いたずら好きのちょっとお茶目なキャラ」からいつの間にか「番長キャラ」になってました。
それと、記者に追っかけられたとかで清原のイメージが大きく変わりましたよね。
「番長日記」ネタ的には面白くて買ったけど、言葉はともかく、行動は事実が多いだろうからちょっとショックを受けたりもしました。


「番長日記」の事もあり、ファンの方には申し訳ないけどオリックスに来た時、そんなに歓迎してない人の１人でした。
プロ野球選手なのに、実際の野球のプレーではなく、言葉やリハビリの内容が記事になるのも何だかなぁって思ってましたから。
だから、長いリハビリ期間を経て、１軍に戻ってきた清原がそれなりに数字を残してるのを見て、今更、清原という選手の凄さを思い知ったのです。。。ちゃんとプレーで魅せてるし、その存在だけでチームメイトは気持ちが引き締まる。本当に現金なファンかもしれないけど、出場試合こそは少なくても、裏方みたいな活躍でチームに貢献しているんだと思いました。


「今季限りでの引退」だから、まだ試合はある。清原の打席もある。
できれば、シーズンが終わるまでにホームランを打てたらいいな…と願っております。
だからこそ、「ありがとう」「お疲れ様」なんて言わない。
シーズンが終わるまで、頑張って欲しい。勿論、ムリのない様に。



数年前は引退後、K-1とかPRIDEに転向すんだろーなぁ、なんて期待してたけど、立川に先を越され（笑）、本人のコメントや起用法を見る限り、それは膝の状態的にも難しいのかな、なんて思ってます。



そして…もうひとつ気になることが……
「選手グッズ」の少ないオリックスにおいて、ぶっちぎりのグッズ数を誇る清原。
今年は全選手のストラップ、ボールペンとか球団は思い切ったことやってますが、
去年はグッズカタログの約４ページが清原グッズとかいう状態でした。
これらのグッズ、暫くは記念的な意味で売り上げ好調だと思いますが、完売前に来期始まったらどうするんですかね。
…なんか、清原グッズの福袋とかやりそうな気がする……。

去年、交流戦でハマスタに行った時、中村ノリのタオマフ半額セールしてんのを見たんですが、そんな現象がまたあるんだろか…。