
FA移籍の補償(後編)
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前ROM人
2012年01月13日 20:11 visibility96
続きです。
補償をみると杉内の補償が金銭のみというのは当然だと思います。巨人のプロテクト外に1億円以上の価値がある選手がいるとは思えません。両方の戦力を見た私からするとSBの二軍戦力・若手>巨人のプロテクト外の選手といった感じですし、人的補償する必要がないですね。
逆に西武の判断には疑問です。SBのプロテクトリスト予想修正版を出そうと思っていた日に金銭のみと発表されました。SBは戦力が充実していて一軍戦力になる選手も漏れていたと思います。両方の二軍成績を見てもそう感じました。特に中継ぎなんかはミンチェが抜け、牧田が先発に回るとなると補強しても良かったのではないかと。甲藤、高橋秀、久米、神内のうちの誰かは漏れていて、彼らは十分一軍で投げられる力を持っているはず。ドラフトで十亀や小石などを取りましたがプロで通用するかは未知数ですし、高齢の外国人投手を連れてきたりしています。
野手にしてもそうです。高齢で高年俸ながら西武に足りない左の強打者の松中は外れていました。中島残留で右打者を補強する必要がなくなったと言っていましたが本当にそうでしょうか?1年後にはいなくなるのに?江川なんかが漏れていたら獲得しても良かったと思います、まぁプロテクトされていたかもしれませんが。西武は予想外の中島残留で収支が5億円近く(ポスティングフィー+年俸)想定と違くなりましたから仕方が無いのでしょうか。でも差額は2200万円ですからね。この金額でそれなりの選手を取れるならお得だと私は思います。金銭トレードの相場を知らないですけど。選手を獲得したらその選手の年俸もかかりますからね、それだけ財政状況が厳しいのでしょうか。
DeNAは巨人から藤井秀悟を人的補償として獲得しました。左の先発というはDeNAの補強ポイントですし、今年5月で35になるベテランを巨人はプロテクトしないだろうと思っていました。私も1番あるのではとプロテクトリスト予想の記事に書きました。まぁDeNAとしても巨人としても藤井としても悪くない選択ではないかと。藤井がより多く一軍で登板できるとしたらDeNAでしょうから。ぜひ巨人戦以外で頑張って欲しいです。多くの人も予想通りという感じですかね。私としても想定内ですが、ぶっちゃけ微妙な判断だと思います。今年32歳とはいえ誕生日が12月なので実質31歳のシーズンになる村田の補償がより高齢(巨人投手陣最高齢)の藤井でいいのかと。藤井は契約更改で推定年俸3500万円だとか。差額が6600万円でこの年俸を払うということは、藤井を1年雇用するのにお金を1億円ほどかけるということになります。ちょっと割高ではないですか?
FA移籍の補償について、いつも人的補償にしろという人もいますがケースによるんじゃないでしょうか。DeNAに関しては今回金銭の方が良かったんじゃないかと。藤井を獲得して支配下登録選手は69人になりました。外国人野手を補強していないのでそれで70人埋まります。そうすると誰か放出か解雇しないと育成選手は昇格できません。育成選手のモチベーション的にはどうでしょう。高田GMは欲しい選手はプロテクトされていたと言ったらしいですし、そうなると私が予想したものに近かったと思います。中畑監督の意向で即戦力の投手が欲しかったので藤井を取ったのではないかと推測しますが、DeNAは再建するんじゃないのですかね。だからドラフトでも即戦力を取らなかったのでは。逆にドラフトで取れなかったから藤井を取ったのですかね。確か3年以内にCS出場が目標と言っていた気がするのですが、3年後に藤井は37歳ですよ。一軍で戦力になっている可能性は低いと思います。それなら若手を使って育成した方がいいのではないでしょうか。特に村田はタイプAで金銭の割合が大きかったのですから。
大村の補償に関しては人的補償の方がいいと私は思っていました。ロッテのプロテクトリスト予想でも書きましたが31名もの選手がリストから漏れます。その中には一軍で使える駒や若手がいたでしょう。ベテランを大事にしようとしているロッテは漏れていても巨人が取らないであろう福浦などをプロテクトしているかもしれません。そうなると誰かが漏れるわけで、差額もそんなにないですから。藤井がDeNAに獲得されたので支出としても1億円ほど抑えられたわけだし、巨人の支配下登録選手も現在61名と余裕があります。こう思っていたらロッテから高口を獲得しました。これもまた微妙ですね。守備が得意ながら打力の弱い右打者で今年29歳です。もろ寺内(年齢も一緒)と被りますね。年俸も1200万円ですし、脇谷の離脱で内野手が足りないとはいえ本当に必要だったのか?これが早坂とか両打ちで積極的に足を使える内野手とかならちょっとは納得いったのですが。高口に関しては新外国人野手と一緒に分析しましょうかね。
何にしてもこれでFA移籍の補償は終わりましたね。巨人からすれば(2億8000万+1億1000万-5200万=3億3800万円)の出費と年俸でいえば(3500万-1200万=2300万円)の削減です。あくまでもケースによりますがタイプAは基本金銭のみでタイプBは人的補償ありの方がいいのではないでしょうか。
無駄になりましたがSBのプロテクトリスト予想修正版を載せておきます。
投手(15名) 右:摂津・馬原・大場・岩嵜・金澤・吉川・巽・柳川・金・南 左:森福・山田・大隣・川原・坂田野手(13名) 捕手:細川・山崎・山下 内野手:本多・松田・小久保・明石・今宮 外野手:内川・長谷川・福田・柳田・中村
漏れた選手は以下の通りです。
投手(10名) 右:新垣・藤岡・高橋秀・甲藤・久米・下沖・星野 左:小椋・神内・怜王野手(12名) 捕手:田上・高谷・堂上 内野手:李・仲澤・立岡 外野手:松中・多村・江川・中原・城所・中西
補償をみると杉内の補償が金銭のみというのは当然だと思います。巨人のプロテクト外に1億円以上の価値がある選手がいるとは思えません。両方の戦力を見た私からするとSBの二軍戦力・若手>巨人のプロテクト外の選手といった感じですし、人的補償する必要がないですね。
逆に西武の判断には疑問です。SBのプロテクトリスト予想修正版を出そうと思っていた日に金銭のみと発表されました。SBは戦力が充実していて一軍戦力になる選手も漏れていたと思います。両方の二軍成績を見てもそう感じました。特に中継ぎなんかはミンチェが抜け、牧田が先発に回るとなると補強しても良かったのではないかと。甲藤、高橋秀、久米、神内のうちの誰かは漏れていて、彼らは十分一軍で投げられる力を持っているはず。ドラフトで十亀や小石などを取りましたがプロで通用するかは未知数ですし、高齢の外国人投手を連れてきたりしています。
野手にしてもそうです。高齢で高年俸ながら西武に足りない左の強打者の松中は外れていました。中島残留で右打者を補強する必要がなくなったと言っていましたが本当にそうでしょうか?1年後にはいなくなるのに?江川なんかが漏れていたら獲得しても良かったと思います、まぁプロテクトされていたかもしれませんが。西武は予想外の中島残留で収支が5億円近く(ポスティングフィー+年俸)想定と違くなりましたから仕方が無いのでしょうか。でも差額は2200万円ですからね。この金額でそれなりの選手を取れるならお得だと私は思います。金銭トレードの相場を知らないですけど。選手を獲得したらその選手の年俸もかかりますからね、それだけ財政状況が厳しいのでしょうか。
DeNAは巨人から藤井秀悟を人的補償として獲得しました。左の先発というはDeNAの補強ポイントですし、今年5月で35になるベテランを巨人はプロテクトしないだろうと思っていました。私も1番あるのではとプロテクトリスト予想の記事に書きました。まぁDeNAとしても巨人としても藤井としても悪くない選択ではないかと。藤井がより多く一軍で登板できるとしたらDeNAでしょうから。ぜひ巨人戦以外で頑張って欲しいです。多くの人も予想通りという感じですかね。私としても想定内ですが、ぶっちゃけ微妙な判断だと思います。今年32歳とはいえ誕生日が12月なので実質31歳のシーズンになる村田の補償がより高齢(巨人投手陣最高齢)の藤井でいいのかと。藤井は契約更改で推定年俸3500万円だとか。差額が6600万円でこの年俸を払うということは、藤井を1年雇用するのにお金を1億円ほどかけるということになります。ちょっと割高ではないですか?
FA移籍の補償について、いつも人的補償にしろという人もいますがケースによるんじゃないでしょうか。DeNAに関しては今回金銭の方が良かったんじゃないかと。藤井を獲得して支配下登録選手は69人になりました。外国人野手を補強していないのでそれで70人埋まります。そうすると誰か放出か解雇しないと育成選手は昇格できません。育成選手のモチベーション的にはどうでしょう。高田GMは欲しい選手はプロテクトされていたと言ったらしいですし、そうなると私が予想したものに近かったと思います。中畑監督の意向で即戦力の投手が欲しかったので藤井を取ったのではないかと推測しますが、DeNAは再建するんじゃないのですかね。だからドラフトでも即戦力を取らなかったのでは。逆にドラフトで取れなかったから藤井を取ったのですかね。確か3年以内にCS出場が目標と言っていた気がするのですが、3年後に藤井は37歳ですよ。一軍で戦力になっている可能性は低いと思います。それなら若手を使って育成した方がいいのではないでしょうか。特に村田はタイプAで金銭の割合が大きかったのですから。
大村の補償に関しては人的補償の方がいいと私は思っていました。ロッテのプロテクトリスト予想でも書きましたが31名もの選手がリストから漏れます。その中には一軍で使える駒や若手がいたでしょう。ベテランを大事にしようとしているロッテは漏れていても巨人が取らないであろう福浦などをプロテクトしているかもしれません。そうなると誰かが漏れるわけで、差額もそんなにないですから。藤井がDeNAに獲得されたので支出としても1億円ほど抑えられたわけだし、巨人の支配下登録選手も現在61名と余裕があります。こう思っていたらロッテから高口を獲得しました。これもまた微妙ですね。守備が得意ながら打力の弱い右打者で今年29歳です。もろ寺内(年齢も一緒)と被りますね。年俸も1200万円ですし、脇谷の離脱で内野手が足りないとはいえ本当に必要だったのか?これが早坂とか両打ちで積極的に足を使える内野手とかならちょっとは納得いったのですが。高口に関しては新外国人野手と一緒に分析しましょうかね。
何にしてもこれでFA移籍の補償は終わりましたね。巨人からすれば(2億8000万+1億1000万-5200万=3億3800万円)の出費と年俸でいえば(3500万-1200万=2300万円)の削減です。あくまでもケースによりますがタイプAは基本金銭のみでタイプBは人的補償ありの方がいいのではないでしょうか。
無駄になりましたがSBのプロテクトリスト予想修正版を載せておきます。
投手(15名) 右:摂津・馬原・大場・岩嵜・金澤・吉川・巽・柳川・金・南 左:森福・山田・大隣・川原・坂田野手(13名) 捕手:細川・山崎・山下 内野手:本多・松田・小久保・明石・今宮 外野手:内川・長谷川・福田・柳田・中村
漏れた選手は以下の通りです。
投手(10名) 右:新垣・藤岡・高橋秀・甲藤・久米・下沖・星野 左:小椋・神内・怜王野手(12名) 捕手:田上・高谷・堂上 内野手:李・仲澤・立岡 外野手:松中・多村・江川・中原・城所・中西
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