巨人のドラフトについて

10月11日を以てプロ野球志望届が締め切られました。高校生はこちら、大学生はこちらです。前記事の表やデータを見て、現有戦力のことを考えつつ今年のドラフトを考えてみたいです。


まず現時点で来季契約しない選手は支配下の朝井、久米、育成の土本、宮本、古川、斎藤、円谷、財前、伊集院、小林。自由契約したのは星野、大立。あと中谷が引退しました。この中で再契約しそうなのは星野くらいで、それでも育成契約でしょう。そうなると支配下は5名空きます。他に日本人支配下では怪我で手術した須永や真田は育成契約に切り替わるかもしれないと思っているし、小笠原や仲澤は来季構想に入っているか疑問です。そうなると5~10名の空きができるかなと。ほか外国人ではボウカーは切られるでしょうし、ゴンザレスやエドガーも微妙ですがその枠は新しい外国人で補うのでドラフトではそこは考えません。


今季巨人は86勝43敗15分、貯金43、勝率は.667で2位中日に10.5ゲーム差をつけてぶっちぎりで優勝しました。ベテランや中堅だけでなく若手(特に投手)も活躍し、育成しながら勝てる理想的なシーズンだったと思います。SBのように主力の流出もあまり考えられないですし、戦力は高い状態で今後維持できるのではないでしょうか。


そのためか報道でもドラフト本指名は4名くらいの少数らしいです。そういう報道を鵜呑みにして良いのかわかりませんが、それでも5名前後の指名かな。まぁ菅野が取れるかどうか次第ですけどね。ドラフト1位は投手の菅野と会議で決まっています。ここ数年投手を中心にした指名が続きましたので、2位以降は野手中心でいくようですけどどうなるでしょうか。育成指名についても今年は入団テストに6名合格したそうで、大量に指名されるもよう。その分切ったし、支配下から育成の切り替えを含めても10名弱の指名があるかも。


右投手菅野の適正は先発だと私は思っています。多分、原監督も球界のエースに育てるために先発起用するのでは。巨人で25歳以下の先発右腕は澤村、小山、笠原、宮國と豊富なのでぶっちゃけると補強ポイントではないのですが、この指名はもうしょうがないでしょう。菅野も含めて先発ローテを勝ち取れなければ誰かは中継ぎに回るかも。中継ぎは久保、越智などは手術明けで計算できない状態。二軍で好成績を残した一岡や年間通して働けていない田原も期待はしても計算してはいけない。朝井、久米が戦力外なので中継ぎ右腕を中位から下位で取るかもしれないです。高卒はないでしょうから大社卒の即戦力、今季でいえば田原とか中日・田島、ロッテ・益田のような選手がいればいいのですが、まぁそういう選手は中々いない。


ドラフト候補選手…菅野智之(東海大)、鍵谷陽平(中大)、増田達至(NTT西日本)

ドラフト1位は菅野で確定。鍵谷は中位~下位で指名も。増田は上位で消える可能性あり。


左投手



左腕は育成も含めて4人(星野、大立、宮本、古川)戦力外ないし自由契約にしました。須永も来年半分以上投げられない。いくら一軍戦力が充実しているとはいっても層は薄いです。二軍でも先発としては岸、中継ぎとしては辻内、どちらもできる金刃くらい。松本竜や今村はまだ時間がかかりそうだし、先発も中継ぎもできうる22歳前後の左腕は取っていいのではと思っています。まさに今年の高木京みたいな。高木京もある程度通用するとは思っていましたが、ここまで活躍するとは。個人的には大学とプロで肩肘故障していますし、打撃も良いらしいので先発で見てみたいのですけどね。ただ中継ぎ左腕を数名切ったので来年以降も中継ぎ起用でしょうか。ここ数年の傾向として独立リーグなどから育成で取るかもしれません。


ドラフト候補選手…伊藤祐介(東北学院大)、竹内大助(慶大)、関口将平(紀州レンジャーズ)

伊藤は上位指名候補で巨人の2位には残っていないかも。竹内は中位で消えるか。関口は独立リーグから育成指名ならあるかも。


捕手



阿部が全盛期を迎えていますが、地味に補強ポイントです。後継者候補の鬼屋敷と河野は二軍でも打てなさすぎて打力不足を露呈。市川も同様で、さらに個人的にはリードが不満。中谷が引退し、實松はFA流出の可能性が報道されました。控えが加藤と若手だけでは心許ない。即戦力の打てる捕手は欲しいが、そんな選手どこも欲しいわけで巨人の2位(今年はオールスターでセが勝ち越したので23番目指名)までに残っているかは疑問。ただ来年以降にも何人か候補がいるので、ドラフトでは取らずトレードや他球団の戦力外などから補強するかも。


ドラフト候補選手…伏見寅威(東海大)



打てる捕手として伏見のみ注目も上位指名候補で巨人の2位には残っていない可能性高い。


右打者



実は内外野含め巨人で1番補強ポイントではないところ。ベテラン、中堅、若手とバランスも良いし、レギュラーや控えも充実している。来年は大田も5年目で、今年の大卒と同学年。内野手でも中井が1つ上なだけだし、山本や育成の丸毛もいる。あえてそこを取る必要はないと思う。噂されている白崎(駒大)や坂口(東海大)なんか本当にいるのかな?それだったら素材型の高卒を取る方が良い。巨人にも身体能力が高い20歳前後の右打者は高橋洸や育成の和田がいるが、もっと大きく育つような選手がいないものか。


ドラフト候補選手…高橋大樹(龍谷大平安)、真砂勇介(西城陽)



高橋は外野手で右のスラッガー、ただ上位で消える可能性あり。真砂は身体能力の高い外野手、巨人の2位、3位までは残っているのでは。


左打者



こちらは右打者に比べて層が薄いので補強ポイントです。欲しいのは強打者、小笠原の衰えや田中大の伸び悩みでファーストが空いている状態。ただ即戦力の大砲なんてそうそういないし、いても巨人の2位までには残っていないだろう。まぁファーストなら新しい外国人でも補えるのでドラフトで取るか微妙なところ。内野も脇谷は支配下に戻れる状態なのかわからないし、いつまでも古城に頼っていられない。強打で二遊間守れる選手が1番欲しい。あと亀井はいるが内外野守れる便利屋的な選手もいていいかも。貧打で俊足好守強肩などは藤村や橋本のレベルを超えていないと大社卒で取るのはどうなのかな。来年は21歳以下がいなくなるので、高卒の選手を取って育成したい。


ドラフト候補選手…小林義弘(山梨学院大付)、辻東倫(菰野)、田畑秀也(JX-ENEOS)



小林は強打のファースト、リンク記事を読む限り原監督が好みそうな打者。辻は素材型ながらショートで育成したい。田畑は内外野でき、パンチ力秘める打者。


個人的予想


1位…菅野

2位…伏見or高橋or真砂

3位…竹内

4位…鍵谷

5位…小林

(6位…辻)←育成指名に回るかも

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