出る釘は．．．錆びる

  昨日、一昨日は箱根駅伝での東洋大柏原の快走で盛り上がったと思いきや、
その快走を打ち消すような重鎮達の問題発言が相次いでいます。
  何故に年寄り達はこう水を差したがるんですかねぇ。

  [山上り偏重に疑問の声も、陸連会長は各校の奮起促す]
  http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2010/01/04/04.html


  この陸連会長こそが「十区間通しての評価」が行えてない御仁ではないかと思う。
　駒澤大の復路巻き返しや、城西大のシード権初獲得、日体大の不祥事からの復権、
青学大のほぼ半世紀ぶりのシード権獲得など、見所は少なくなかったはずなのに。
　要は、言葉は悪いですが、東洋大のように常連校ながら、これまで好成績を残して
こなかった大学が二連覇しちゃったもんだから、面白くないんですよ、きっと．．．。

　早稲田や日大といった有名校が下位に沈んで、うち的にはむっちゃ面白い内容の
駅伝に見えましたけどねぇ．．．。もし、山上りで大逆転したのが早稲田だったら、
ここまでの議論になったのか、もし、大逆転したのが自分の母校（早稲田）だったら
瀬古はあんな発言をしたのか、その辺りを含めて考えると面白いテーマです。

　あと、各紙で使用された瀬古の発言。
　メディアが発言を独り歩きさせている感は否めませんが、陸上界の重鎮が発した
一言によって、学生の驚異的な記録がもみ消されてしまうのは良くない。これ以上
この議論が続くようであれば、山上り偏重を問題視するのではなく、問題発言を
した瀬古の処分を検討した方が良いような気がする。

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