阪神×巨人(6回戦/阪神4勝2敗=甲子園)
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武蔵
2008年04月27日 23:54 visibility54
また勝てる試合を落とす羽目に。
内海がキラーぶりを発揮し、6回被安打3、1失点の好投をみせるも、
救援陣がリードを守り切れず、後味の悪い幕切れとなってしまいました。
特にクルーンが、一時帰国に移動日なしという日程からの疲れからか、
前日までの投球とは別人のように制球が定まらず大荒れとまさかの大誤算。
ただ、個々の調子はさておき、原監督の采配や、ナインの協調性にも問題があるはずです。
まず、藤田の起用方法。内容を見る限りでは、ワンポイントや敗戦処理程度の出来ではないですよね。
7回、1人を抑えただけで降板させた場面ですが、次の回に打順も回るわけでもありませんし、
山口=8回という図式を確立したいがための決断だったのかもしれませんがどうも納得がいきません。
もうひとつは、以前も書きましたが、ナインの声かけ。
小笠原くらいですよね、常にマウンドに歩み寄っているのは。
他の選手もできれば、肩を叩くくらいのことはしてあげてほしいです。
加えて、6回で早々に内海を降ろし、連日の「賭け」にも出ましたが、
相手も何度も同じ手を食うわけがなく、これが裏目に出ましたね。
僅差で総力戦になると、毎回、自らで首を絞める傾向にあるので、もう少しよく考えてほしいですね。
打線は、逆球の多かった杉山を攻め切れず、7回まで粘られ助けてしまう形に。
やはり今日も、要所での小技の出来、不出来が大きく左右したかもしれません。
巨人は、初回の亀井の犠打失敗で、畳み掛ける好機を逃しそのまま失速。
反面、相手は最終回の勝負どころで、関本がしっかり成功させ、
結果的に、それが逆転への足がかりとなり、一気に士気をそがれてしまいました。
守備でも8回に、木村拓の失策から足を使われ、不要な1点を献上。
さらに9回には、満塁としながらも、坂本の中前へ打球が飛ぶも、
赤星の好捕により追加点が奪えないなど、ツキにも見放される始末。
こういった些細な攻守の差が、流れを呼び込めなかった要因といっても過言ではありません。
ただ阪神側も、5番の選択次第では、もっと楽な展開にできていたのではないでしょうか。
対内海ということで、セオリー通り、右のフォードをもってきたのだと思いますが、
力量的にも打席での怖さも葛城の方が遥かに勝っているような気がします。
これが現状のチーム力の格差。
※選手名は敬称略
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