
2011年3月
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東研作
2011年10月11日 17:30 visibility30
3月の大きな出来事といえばもちろん震災で、自分の家も壁が崩れ、熱帯魚の水槽から水がこぼれリビングは水浸し、魚は床に転がり、座布団、マフラー、布団、洗濯ものなど、床に置いてあった布でできたものは全滅していた。
なおかつ、ずっとガス漏れ警報が鳴り続け、電気はコンセントに水がかかったせいかブレーカーが落ちていて、東北から遠い割にはかなりの損害を受けていた。
当日は高層ビルで職業訓練の授業を受けていて、高所恐怖症にもかかわらず地震の直後から窓際で「外の風景を見とかないと」と義務感のように外を眺めていた。命よりも、めったに見れないものを見たい、という気持ちになるのは「視聴者投稿の津波映像」が世の中に溢れかえっていた(津波だけに)わけだし、そんなに変わった発想ではないんだなと後々になってわかった。この日をきっかけに職業訓練の同級生と話すようになった。
震災の前後といえば橋本大地のデビュー戦が印象深かった。3月5日はvs蝶野、3月20日はvs武藤。橋本真也の晩年を見てきた者としては外せない試合だった。20年も同じジャンルが好きだと得られるものも多いように感じる。
仙台に住んでいる親類からは震災後3日目に、学生時代の同級生とは5日ぶりに連絡がついて、ほっとしたのもつかの間、送られてくる画像や話を聞いて、どうなってしまうのやらと思いつつも、自分も仕事してないので他人の心配してる場合でもねえなあと思ったりしていました。
ひと段落してからなるべく色んな人と会うようにしていた気がする。それ以外の時は自炊をしていたのだけど、作る料理のことごとくが茶色かった。
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