
松井(小)2
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2007年06月08日 00:40 visibility33
昨日の日記で、コロラド・ロッキーズの松井稼頭央選手について触れました。
今日は、松井選手がニューヨーク・メッツを追われた原因の一つと言われている、失策について書いてみます。
【原因1】
「打球へのアプローチ」
松井選手が西武ライオンズに在籍していた頃、当時千葉ロッテマリーンズのショートだった小坂誠選手と、守備位置での姿勢を比較した特集(おそらく、フジTVのスポルトだったと思います)がありました。
その番組によると、小坂選手は打球に対して最短距離で迎えようとするのに対して、松井選手は打球が放たれた瞬間、一瞬立ち位置で小さくジャンプする癖があるとのことでした。松井選手にすれば、彼独特のリズムなのでしょうが、その余計な一歩がアプローチを遅らせる、との結論でした。高校時代はPL学園高校でピッチャーとして甲子園大会にも出場した強肩があるため、ややもすると国内ではその自信が過信になり、メジャーへのアジャストが遅れたのかも知れません。
【原因2】
「人工芝」
ご存じのように、西武ライオンズのホームスタジアム(グッドウィルドーム)は人工芝です。人工芝は選手の下半身に多大な負担を用いる代わりに、打球の動きが一定であるため、不規則な打球に対する守備側の対応力が知らず知らずのうちに衰える要因にもなります。
松井選手は、プロ野球の世界に入ってからずっと人工芝のグラウンドに慣れ親しんできました(パシフィックリーグの天然芝グラウンドは当時、オリックス・ブルーウェーブの本拠地、グリーンスタジアム神戸のみでした。今では本拠地では1箇所もありませんが)。そのことが、圧倒的に天然芝グラウンドの多いメジャー(*)の世界で、苦戦を強いる要因になっていることは間違いありません。
(*)人工芝は天候に左右されにくいため、管理がし易いというメリットがありますが、やはりベースボールは、青い芝の上で選ばれし野球エリートが思いきりダイビングする点に醍醐味があると思います。
見栄えの良さに加えて、選手の怪我防止も面でも、プロ野球界も、もう一度天然芝グラウンドへの回帰を検討してほしいものです。
今シーズンはセカンドの定位置の獲得をテーマに奮闘している松井稼頭央選手、着実にステップアップして、いつの日か、再びショートから強肩を生かしノビノビプレーする姿を見たいものですね。
GO, GO, KAZ! GO, GO, ROCKIES!
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- 事務局に通報しました。
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