東海大相模負けた! "センバツ最強打線"の早過ぎる夏の終わり

絶対に聞きたくなかったニュースが入ってきた。

春の甲子園で優勝した東海大相模が負けた!

神奈川県予選の5回戦でのことで、相手は横浜高校だった。

東海大相模は春の甲子園で前に優勝した2000年も、
夏は県商工(神奈川県立商工高校)に予選で破れている。

歴史は繰り返すとよく言うが、あんなに強かった今年のチームも予選で負けるとは。


私の夏は既に大方終わってしまった。

甲子園球場まで東海大相模の応援に行くことを、楽しみにしていたのに。


「私たちに今できること、それはこの大会を精一杯元気を出して戦うことです」

創志学園の野山キャプテンのこの心を打つ選手宣誓から始まった、春の甲子園だった。


その言葉を一番実行していたのが、東海大相模だったと思う。

11年前、東海大相模が優勝したとき、筑川利希也というエースがいて、投打に活躍した。

今年のチームには彼ほどのスター選手は居なかった。

それでも打線は驚異的なつながりを見せた。

選抜の準決勝では、脅威の16得点。

大会初の1イニング2本の満塁ホームラン。

故障明けのエース近藤が登板できる試合は限られた分、控えのピッチャーが踏ん張った。

全員が主役みたいですごく良いチームだった。

まるでこれからの日本のあるべき姿を示しているかのようだった。


"センバツ最強打線"はもう見られない。

でも春の甲子園であのプレーを見せてくれただけで、私には十分だ。

ヒーローが助けてくれることを期待しない。

一人一人が力を出し切ることで未来が開ける。


桜が咲き始める頃の甲子園で感じ取れた教訓だった。

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