テニスは道具を使うスポーツです。

体のみの勝負の陸上、水泳、体操等だけでなく 同じ球技でもバレー、バスケ、サッカー等

直接 ボールを身体でコントロールするスポーツとも違います。

 

道具を使ってボールを打つという事は道具の使い方次第で身体的劣勢を補う事が出来ます。そのおかげで年齢差による体力差や性別による体力差が決定的な実力差にならずそこそこ同じレベルで戦う事が可能です。

 

道具であるラケットを使うため ラケットの使い方が上達の鍵となる場合も多いです。

 

身体の使い方は基本的な部分は教える事が出来ます。ラケットの使い方もどのような感じで使うかは教える事が出来ますが、実質的な使い方は本人で無ければ本当の所は判りません。

 

道具の使い方というのは自分の中に経験として蓄積されるものなので長い時間すれば

するほど 使い方は上手くなります。体力が落ちてもその経験によってカバーして常に

上手くなる事も可能です。

 

もともと男性は体力 女性は道具を使うのが上手いとされているのでテニス関しては男性より女性の方が上達が圧倒的に速いです。

 

男性の場合運動神経と体力である程度までは早く上達します(中級程度まで)でも 体力だけでのテニスではそれぐらいが限界です。

 

世間でも中級男性が多いのはそのせいじゃないかと思います。

 

女性は最初は体力で負けて男性に比べて上達はゆっくりですが同じペースで

ずっと上がり続け 続けていればそのままずっと上達しつづけます。

 

 夫婦で同時に始めると最初に旦那が上達していくのに途中で奥さんに抜かれる事が多いのは良くある話です。

 

男女の上級者同士比べた場合でも ボレーは女性の方が圧倒的に上手いです。

男性のボレーはパワーよりのものが多く パワーが使えない場面では女性に負けてしまう事も多いです。

 

試合に勝ちたかったら相手に無いものを強くすると有利ですから女性はパワー系ショットを男性はボレーのテクニックを練習すると強くなると思います。

 

上手い人 例えばプロのショットをイメージして真似をする事は大事です。

戦略を見て真似をすることも必要ですが プロの打ち方を真似する事は意味がないです。

プロでなくても人の打ち方を真似しても同じショットは打てません。

身長体重だけでなく 関節や骨の着き方 筋肉のつき方も人はそれぞれ違います。

ラケットもグリップも指の長さや太さも違うんですから同じにはなりません。

ショットはあくまで飛んで行くボールのイメージで捉えて 打ち方=ショット には成りません。

 

人の打ち方を真似すると大抵どっかに無理が来て故障する事が多くなりますから。

自分のショットは自分でたくさん打ち込んで負担が少ない無理の少ない打ち方で打つようにしましょう。

 

自分に合った完成されたショットは見た目もバランスよく綺麗に見えます。

人まねのショットは無理してるのが見た目で判りますから。

 

テニスには理想的な打ち方と現実的な打ち方があって 理想どおり打てれば良いけど

物理的に無理だったり 身体的に無理だったりで現実的な打ち方を教えます。

 

スクールでは現実的な打ち方を教える為に 時には本来なら正しい理想に近い打ち方でも 矯正されてしまう事があります。

スクールで習うのは基礎で試合で使うの応用ですから 基礎を踏まえた上で応用を利かせれください。

 

人と違う事は良い事です。オンリーワンの何かが無ければ試合では勝てません。

上手なテニスは練習で 試合では強いテニス 人には出来ないテニスを心がけましょう。

自分を信じてね。

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