ポジションの話
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くみちょ
2011年10月19日 10:02 visibility230
シングルスではあまり重要ではないですけど(本当は重要なんだけど)
ダブルスではポジションはとても大事。
ビデオで見ると判るけど試合中にボールに追いつくのはスタートから3歩以内
ロブみたいに緩いボールは除くけど 普通のスピードのストロークや
ボレーは3歩以上走る距離では追いつきません。
人間はそんなに速く動けないないですからね。
と言う事は 次のボールが来ると思われる場所の3歩以内に立ってなければ
ちゃんと返す事なんて出来ません。
テニスしてると「くみちょうさんって足が速いですね」って言われる事が多いですが
決して私は足は速くないというか短距離は遅いほうですし 身体能力も高くないです。
でも ドロップショットもロブも返すのは人より自信あります。
そもそも身体能力だったら若い男性に勝てるわけないですからね。
でも 実際にはたった3歩動くだけですから動く速さよりもそのスタートの位置で
あるポジションが大事だと思います。
テニスも初級の頃スクールで習ったポジションから中級とか少しずつテニスが
判ってくると 前衛がネットから離れていく傾向になります。
人の感覚として広く見渡せると守備範囲は広がるように感じます。
そこが一番勘違いしやすいところです。
見渡せてもストロークで3歩、ボレーでは取れる範囲は恐らく1歩で動く範囲。
多分 飛んでくる物体に対して距離を取って広く見渡そうとするのは
避ける準備をする本能なんだと思います。
そのためなら 距離を取ってコースを見定めて自分の方に向かってくる
ものだけを的確にかわす事が出来ると思いますが テニスは避けちゃダメでしょ。
本能に逆らって飛んでくる物体に向かって行かないといけません。
テニスのポジションって避ける敵から逃げるんじゃなくて狩る獲物を
捕らえるポジションでないとね。
獲物を狩るのに下がる動物は居ませんからボール向かって前です。
サッカーや野球でもボール取るのに下がる人は居ませんよね。
テニスの上級者はポジションを下げる人も多く居ますが実際には打つ前に
前に出る動きを必ずしてます。
前に詰める動作をするためにその分下がってるだけで実際に打つ場所は
驚くほど前に居ることが多いです。
それとどこでも守れると思うポジションはどこも守れてないと思いましょう。
とにかく 守れるのは自分回り1歩以内なんですから 相手が打ちそうな場所の
1歩以内にポジションしてなければ意味がありません。
コートの真ん中とかネットから下がってとかボールから逃げてるだけですからね。
テニスの上級者はなんでも取ろうとしてるのではなく 的確に守備を捨てる部分を
決めてそこ以外の守備に全力を尽くします。
大事なのは次のボールはどこに来るか!来ない場所守っても意味はありません。
テニスのポジションは直感的に思う場所ではない事が多いですから
他の人に指摘された時に納得出来ない場合でもやってみてくださいね。
自分の勘と経験だけでは抜けられない壁もありますからね。
ただ 捨てる範囲はその前の配球で減らす事も可能ですから
配球を合わせて考えれば効率的なポジションも取れますよ。
ダブルスの場合ペアと配球とポジションは良く話し合うのが大事ですね。
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