ミスショットを基準にしない!

試合をしてる時にメンタルが弱いと言ってる人を見ていると


ミスを悔やんでいる人が多いです。


 


ミスショットをした直後に今 打ったショットの素振りしたりしてね。


反省は大事ですが悔やんでも良いことはないですよ。


大体 ミスした後に素振りする人の素振りのフォームは大抵


綺麗なフォームな事が多いです。


決してフォームが悪いんじゃなくて そのフォームの様に打てなかったから


ミスしちゃったんですよ。


 


テニスの場合ポイントを失った原因はいろいろあります


例えば 同じボレーのミスでも何種類かあります。


1.コースが悪かった。


2.ショットの種類が悪かった。


3.狙いが悪かった。


4.打ちミスをした。


等など


 


1,2,3反省して次に繋がりますけど 一番多いのが4の打ちそこなった時


これは試合中に反省しても意味ないですよ。


テニスの場合 どんなショットでも100%確率で打てるわけではありません


どんなショットでも打ち損なってしまう可能性はあります。


 


特に決めに行くショットはミスするリスクを背負って打ちに行くものですから


当然 ミスする可能性も高くなります。


でも これを怖がっていて打たなかったら勝てません。


 


練習でも試合の組み立てでも ミスショットはどうしても混ざってきますが


自分のミスショットをゲームの展開や流れの判断基準にしてしまうと


全ての基準が狂ってしまい何も出来なくなってしまいます。


 


試合中 ミスしてポイントを失った時に 今 打ったショットはちゃんと打って


ミスしたのか 打ち損なってミスしたのかに寄って判断の仕方は変わってしまうんです。


 


判り易いのが前衛の上をロブで抜こうとして 短くてスマッシュされた時。


なぜ 短かったのか もし打ち損なって短くなってしまったのなら 次に打つ時に


長さを調整してはいけません。 前と同じに打たないで長く打ったら今度はアウト


しちゃいますからね。


 


逆にロブがアウトしてしまった時でも 打ち損なってアウトする事があります。


それを基準に短く打ったら 当然 次は短くなって相手のチャンスボールになってしまいます。


 


スマッシュを打ちそこなったからって ネットに出るのを止めてしまうのも間違いです。


問題なのはネットに出る事ではなくスマッシュをミスした事なんですから!


 


同じ様なショット同じ様にミスした時は その試合ではそのショットは打たない方が


確かに良いでしょう。そういう判断も大事です。でも 1回のミスで判断するのは


間違ってます。もともと確率が50%のショットは2回に1回ミスするのが当たり前


なんですからね。


 


試合の序盤でポイントが取れない時に自分が打ちミスをしてるのかちゃんと打ってるのに


ポイントが取れないのかを判断しないと的確な対策が立てられなくなります。


ただ この打ち損ないかどうかは他の人が見ても判らない本人だけ判る事なんです。


 


今のミスはたまたまミスしちゃったのかそれとも元々確率が低いショットを無理して


打ったのか ちゃんと打っても入らないショットだったのか その判断は大事なんです。


 


この判断がちゃんとできる人はメンタルは強いと思います。


メンタルが弱い人はショットに自信がもてなくなって不安になって


ますます弱気になって と ドツボにハマってしまうんだと思います。


 


ミスショットが多かったら確かに試合には勝てません。


でも ミスショットで負けたのなら ミスしたショットを練習すれば良いのです。


 


実は一番問題なのは「今日は調子よくて気持ち良く打てたのに負けた」と


言うパターンです。もし気持ち良く思い通りに打てたのにアウトしたとしたら


そのショットは今後も絶対にアウトするショットだって事ですからね。


 


試合中 ミスショットしちゃった時に「なんであそこで ああ打っちゃったんだろ」


って反省するのは間違い 反省するなら「次はミスしないで打とう」で良いはずです。


 


ボールのコントロールというのは同じところに同じように当てて同じように振って打って


始めて出来るもので小手先の細工で調整できるようなものではありませんからね。


 


 


 


 


 

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