
#777 ふと・・
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垣本右近2014年08月14日 01:09 visibility75
自分の人生っていろいろな分岐点があって、その都度自分で選択する。
もし違う道を歩いていたら今の自分はないんじゃないかなとふと思うことがある。
正直自分はサッカー選手でご飯を食べていける素質も技量もありません。
国士館高校時代は都でベスト8に入るくらいの高校でキャプテンをしてたけれど、国体の東京選抜では30人の1次選考に受かったくらい。
エスカレーター式で入った国士館大学。
当時は日本で1,2番を争う強豪校。
全国の聞いたことある高校からたくさんの選手が送りこまれてきます。
5軍まであるサッカー部の4軍からスタート。
最後は2軍まで上がることができましたが、公式戦のピッチには1度も立つことはありませんでした。
まぁそんなんで自分の実力はわかってるわけです。
サッカーでご飯を食べていきたいと言う夢や目標はありますが、大学4年生の22歳、現実を見れば就職活動をしなければいけない。
金八先生に憧れて教員免許を取得しました。
250人いるサッカー部の寮生活で4年生の時は寮長を務めていました。
でも自分が何をやりたいかは見つからず、大学の監督の一声で1年後に開校する大学院へ行け。推薦してやるからと。
それだけ期待されているのならと1年間大学図書館で勤務しながら、サッカー部でコーチをし勉強をしていました。
そして1年後運命の人と出会います。
国学院久我山高校サッカー部の監督李さん。
李さんが立ち上げる初動負荷トレーニングジムで一緒に働かないかとお誘いを受けました。
ここで大学院に進むか初動負荷ジムで働くか迷いだした結論が就職でした。
今の僕があるのもこの初動負荷ジムで働いて、色々な人と出会い、経験させてもらったからです。
1年間鳥取の本店で修業。たくさんの知識を学びました。
そして東京で初となる初動負荷トレーニングジムがオープン。
カズさん初めたくさんのJリーガー、野球選手、格闘家、競輪選手、オリンピック選手を指導させて頂きました。
メジャーリーガーの青木は当時早稲田大学に所属。
まさかこんなになるとはねぇ~
フットサル選手もたくさん来ました。
そこで出会ったのが現カフリンガの安藤や関さん。
当時はお客さんとしての付き合いでした。
その後前十字靭帯断裂の大けがをしてジムを辞めます。
そこで拾ってくれてのがジムに来ていたお客さん。
「お前は品がない」と会員制のレストランQEDクラブで半年間武者修行。
右も左もわからない世界です。
フレンチなんて食べたことがありません。
来客はお金持ちの人だらけ。
見たことがある国会議員や都知事、芸能人もたくさん来ます。
全てが見たことのない世界。
礼儀作法、品格、マナー、立ち振る舞い、接客、見せ方・・
たくさんのことを学びました。
そしてそこから一気にまたサッカーの世界へ。
大学の先輩のお誘いを受け横浜FCの事業部に入社。
広報と言うこちらも右も左もわからない世界へ。
僕が今まで目にしてきたサッカーとは、まったく違う一面がありました。
それがサッカーの裏方。
勝たなくてはいけない強化部とお金を生まなくてはいけない事業部。
大好きなサッカーでご飯を食べていく喜び。
でも実際はサッカーを見る時間なんでほとんどなかったなぁ~
今僕がカフリンガやフエンテで代表をやっていますが、そのノウハウはここで培われました。
やっぱり競技もまだ続けたいという思いは断ち切れませんでした。
先輩が小田原にフットサル場を出す計画があり、一緒にやらないかとお誘いがありました。
今思うとここで横浜FCに残っていたら今どうなってたんだろう・・
株式会社ZUCC。
ズックとは僕が付けました。
赤ちゃんの時靴の事ズックって呼んでしまたよね。
ただ響きが良かったので。
小田原の立ち上げから始まって、町田の立ち上げ、青梅ではコンサル業務、越谷ではフットサル場のオーナーチェンジに携わりそのまま運営委託も受けました。
そしてその後越谷の施設を見させてほしいと会社に話をし独立。
株式会社ケルンチュを立ち上げました。
結局人に恵まれてここまでどうにかやってこられました。
ただ雇う側は本当に毎日会社の事を考えなくちゃいけない。
ご飯の時もお風呂に入っている時も、寝る前も・・
お金を生むって本当に大変なこと。
仕事があるって本当に幸せな事。
今はおかげさまで会社も4期目に突入しました。
多少赤字を背負った会社ですが、ぜんぜん問題なし。
大きな柱はフットサル場の運営とスクール運営。
ただこれだけでは食べていかないので、サッカーやフットサルに関わるあらゆることをやっています。
フリーペーパー作ったり、イベントを企画したり、タレントをブッキングしたり、講演会を開いたり、フットボールゴルフ開催してみたり、人工芝を売ったり・・・
なんかね~おそば屋でラーメンだしちゃう気持ちめっちゃわかる。
絶対食べないだろ~と思うんだけどね、たまにいるんだよ!
そういうのも拾っていかなきゃと思う。
雇われたい。
ともたまに思う。
スクールやっているといつもこれでいいのかと考えさせられる。
結果がすぐに出てこない物だけど、親御さんは結果も求めているわけで。
練習の雰囲気よくなかったなぁとかトレーニングの流れうまくいかなかったなとか、
子どもたち楽しんでなかったなとか、気になることがいっぱい。
そうそう来年はジュニアユースもやることになりました。
新しく作るのではなく、既存のチームに力を貸し一緒に取り組むことに。
これも不安はいっぱいあるけれど、もう立ち止まれない。
前進あるのみ。
次の大きな岐路はいつ来るかな。
色々な選択肢を持ちながら、次の一手を考えなきゃ。
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- 事務局に通報しました。
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