ぼくが契約する時に考えた事
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片野 寛理
2018年12月03日 11:09 visibility26
9月末にシーズンが終わり、10月は日本で過ごしていました。
ちょうど帰国したくらいのタイミングで
以前、同じチームで監督と選手としてプレーした方々から
来シーズンに向けた契約の話を頂きました。
1人は移籍先が決まっていて、もう1人はまだ決まっていない状況です。
今年、在籍していたTrat FCからは、契約の話はあったものの話は進んでないし
今年の監督からは、”kataを次のチームに連れていきたい”と言われてましたが、監督の移籍先が未定の状況でした。
タイでは、こういった形の話はよくありますが、これらはまだオファーではありません。
なので、ぼくがしないといけない事は...
『どの話が契約に繋がっていくものなのかを知る』
ということです。
なので、1人1人と話を進めていかなくてはいけません。
この時にぼくが思っていたことは、これです。
現実的に話を進めていけるのは移籍先の決まっている監督だけ。
Trat FCに来た当初の予定通り、残ってT1に戻ればより多くの人に見てもらえるし、マレーシアやインドネシアへの移籍条件も得られる。
まだ2人の監督は行き先未定だからなぁ...
とりあえず、1人の監督と話を進めることにしました。
以前一緒にプレーした監督とは話の進みも早いです。
タイでは、まず"いくら欲しい?"って聞かれます。
チームからの金額提示は今まで一度もありません。
なので、交渉するには少しテクニックが必要です。
ぼくが望んだ契約内容に達しませんでしたが
話がまとまり、決断まで1週間待つと言われました。
短すぎる。
まだ、他のチームは全く動いてません。
この期間中に、1人の監督の行き先が決まりました。
しかし、連絡がつきません。
Trat FCは黙ったまま。
よくあることです。
もう1人の監督と話をすると、チームと交渉中だと。
”監督がサインしないと選手もサインできないから待ってて”と言われました。
決断の日が迫ってきました。
もうこの時点でTrat FCに残る事と監督が連れていってくれる可能性はゼロです。
ぼくの選択肢は希望金額に達していない条件のチームに行くか、交渉中の監督に賭けるか...
もしくは、別のチームからの話を待つのかです。
ぼくはこれまで、1番最初に話のあったチームに移籍しています。
まぁ〜ビビってるんだと思います。
待ったらチームなくなっちゃうって。
もっといいチームから声かかるだろうなんて考えたことないです。
しかし、今回は交渉中の監督に賭けることにしました。
というか、ほぼ話がまとまってたので、勝算の元、その最初に頂いた話を断る決断をしました。
(それでもビビってたけど...ww)
この監督からは2年連続で声をかけて頂きました。
縁を感じつつも、力になってあげられなくて本当に残念な気持ちです。
断りの連絡をした翌日、監督がサインしたという話が入ってきました。
ここから契約内容の話が始まりました。
この監督もぼくを高く評価してくれていて、それに見合った金額とその他の契約内容になりました。
もう1つ移籍先を決めるぼくの理由は
『自分のパフォーマンスが存分に発揮できるチーム』
選びです。
ぼくはセンターバックなので、守備をしっかりチームに落とし込む監督、もしくは、ぼくに任せてくれる監督でないと合いません。
なぜなら、ディフェンダーは”失点ゼロ”か”点を取る”しか評価されないからです。
自分のプレースタイルにあったチームや監督のもとでプレーできれば
選手としての評価を上げられる可能性も増えます。
これらの理由から、Sisaket FCと契約することになりました。
ぼくがタイに来た2011年から何度も戦っているチームで、癖のある選手が多く毎試合厳しい戦いを強いられる相手でした。
田舎にあるチームながらも、ファンやサポーターが多く、いつも多くの人がスタジアムにきている印象があります。
2017年にT1からT2に降格をして、来シーズン昇格するためにぼくを呼んで頂きました。
ぼく自身も昇格経験は3度しているので、その経験を生かしつつ、新たなチームでみんなと頑張っていこうと思います。
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それでは、今日も最後まで読んで頂きありがとうございます
kata #4
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- 事務局に通報しました。
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