八百長疑惑が入り込む余地ないぐらいに放送設備を充実させようという話
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( ͡° ͜ʖ ͡°)
2016年08月06日 17:36 visibility19160
【ソウル聯合ニュース】韓国のプロ野球界でプローカーではなく、現役選手が主導した八百長が発覚した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160721-00000058-yonh-kr
韓国のプロ野球界で八百長が発覚した。
台湾リーグでも大規模な八百長が摘発されたことは記憶に新しい。
サッカーではイタリアのセリエA、セリエBが大打撃を食らった事実がある。
これらを教訓としてNPBはどんな手を打っておくべきかについて考えてみる。
■狙われてますよ。NPBさん
プロスポーツの世界はこの手の話が途切れたことはない。
NPBだって対岸の火事じゃない。
サッカーではデクラン・ヒルの「黒いワールドカップ」で、アジアのフィクサー(ブローカー)への取材をまとめた本だしてたり、アレッサンドロ・ピルロも自伝で記述があったりする。八百長は、もうビジネスとして根付いてて、各国のプロリーグに隙あらば入り込もうとしてるわけで、カギもかけず防犯カメラもつけない状態でいるのは少々ナイーブすぎるかと。
※世間知らずのおばかさんという意味のナイーブね。センシティブって意味じゃなく。
・参考:サッカーにおける八百長の種類の話 - pal-9999のサッカーレポート
http://pal-9999.hatenablog.com/entry/2014/12/05/053115
■防犯カメラとしての放送設備
ブローカーはまず審判から着手するのが常道だから隙を作らない仕組みづくりが重要。NPBでその仕組を考えてみるとこんな感じ。
PITCHf/x、チャレンジ制度、真後ろからのカメラあたり。これら放送設備を充実させることは、単に中継を魅力的にする効果だけじゃなく不正を見抜くための防犯カメラとしても必要じゃないかな。
反社会的組織との決別を明確に打ち出している中日あたりが率先して防犯カメラの導入に踏み切ってもらいたいところ。先駆者がいれば、いい意味でなし崩し的に導入が進むかと。
・参考記事:将来、球審がロボットに? ストライク機械判定、米独立Lで既に試験導入
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/12/03/kiji/K20151203011618110.html
○思考実験1:ジャッジの揺れを監視する第三者機関
データスタジアムとNPBが出資して第三者機関みたいのを設けて審判のジャッジの揺れを評価する。場合によっては審判団体と協議して降格人事なりを検討する。審判の評価や収入、試合への配置など透明性を増して不正の入り込む余地をきっちり潰す。
賭博騒動といういいきっかけがあったにも関わらずコミッショナー主動で、トップダウンによる審判管理という方向が期待できないことが明らかになった。ならば「視聴者やファンからのニーズが高まったから」というボトムアップでPITCHf/x、チャレンジ制度らを導入する方向しか期待できなそう。経営的な動機づけによって導入しちゃおうぜという話。
○思考実験2:マイクの集音でジャッジする
MLBの中継だとスライディングの音をTVに流して、その迫力を伝えたりしてる。ベースにマイクやカメラを仕込めば技術的にはそう難しい話ではないはず。
さらにそれを活かすならば、ベースを踏む一定以上の振動とファーストミットにボールが収まる振動を収集すれば一塁のアウト、セーフ判定なんてほぼ自動化できると思う。
日本は検査機器に強いメーカーが多いのが強み。キーエンスさんにでも依頼すれば速攻で期待以上の提案を出してくれるんじゃないかな?(高っかいけどね)
○思考実験3:投資を回収するためのマネタイズ案
地上波視聴率低迷にあえぐ巨人は、現在有料でスマホ配信しているが、そこも変えてはどうかと。プロモーションとして無料配信するが、解説なし、固定カメラ、低画質。有料会員になればPITCHf/xを含めた複数カメラ映像を視聴者が選択して視聴できるとかね。
無料配信部分は、集客のためのプロモーション。
有料配信では、プロデューサーという名のカメラスイッチャーが勝手に選んだ映像を見せられるのでなく、視聴者が自分で見たいカメラを選択できる。なかでも「日本初導入PITCHf/x」をキラーコンテンツにして課金要素とする。これならファンも経営者も嬉しくて、なおかつPITCHf/x導入、延いては審判のジャッジ揺れをログに記録しておく手段も得ることになる。一石三鳥かと。
・関連:ドラゴンズの人気低迷という記事を見て球界を盛り上げる方法について考えてみる
http://labola.jp/diary/3979495001
さらに思考を進めると、出口戦略としてこんなのどう?
「放送設備+八百長防止」のシステムをパッケージにして海外などのスポーツ興行に販売すればいいんです。すでにブランドが確立されたSECOMみたいに、「あのシステムが入ってるからウチはクリーンですよ」の象徴にもなり得る。ブローカーにとっては「入り込むのはリスキーすぎるな。やめとこ」と事前の防犯効果が期待できる。
NPB限定の八百長防止策をイヤイヤ導入するという閉じた発想から、「このパッケージで上場だぜ!海外進出だぜ!ひぃはぁ!!!」っていう開いた発想が欲しいよね。
○設備投資へのボトルネック解消策
ファンの要望には応えたい、しかし金銭的事情がボトルネックになってるのだとすれば、クラウドファウンディングとか立ち上げてファンから直接小口の出資でも募ればいいのに。
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