ぼく、のび太

今、大手町にある逓信総合博物館が取り壊されてます。



逓信総合博物館を多くの方はご存知ないでしょうね…


本当、マイナーな博物館ですよね。


でも、私にとっては思い出深い場所でして


小学校五年生の春に、初めてクラスメイトだけで行った博物館が逓信総合博物館だったんです。


親や保護者がいない遠出は初めての経験だから、物凄い新鮮なのを覚えてますよ。


しかも、日本が世界に誇る大都会大東京の中心です。


しかも、立派なビルだった気がする…

それはそれは小さな胸をドキドキさせてました。



で…


なんで、小学校五年生が逓信総合博物館に行ったかと言うと…


全く覚えておりません（笑）。


確か、クラスの秀才りんりんに誘われて、デブのザイコーとメガネのゲンちゃんと行ったような…


俺のポジションはのび太かな（笑）


のび太くんは友達に付いて行くだけで、逓信の意味も知らず…


初めて友達だけで乗るエスカレーターに興奮してた（笑）。


そう…エスカレーターがもの凄く長く感じたんです（笑）



その長いエスカレーターで

2Fに上ると…


そこには…



何があったか覚えてません（笑）



エスカレーターの印象しか残ってません（笑）。


とりあえず、エスカレーターが物凄く長くて、下から上にいる友達を見上げたら米粒のようでしたからね（笑）


かなり…大袈裟に言ってますが、友達だけで行く博物館は本当に楽しい冒険でしたよ（笑）。



そう…

あとは…


早くしずかちゃんに会いたいなぁ（笑）



しずかちゃんと言えば…


この話をご存知ですか？



しずかちゃんとのび太くんが結婚する前夜の話



しずかちゃんは自宅の書斎で父親がタバコを吸って、体調が悪そうに、むせこむ父親の後ろ姿を見るんです。


そんな父親を見て不安になった しずかちゃんは…


『私、明日、結婚するのやめる！』

いつも両親に甘えてたしずかちゃんは

『パパとママになんのお返しもしてないもの…』

と、父親に泣きつくんです…



パパ『何を言ってるんだ、しずか』


『もう、すでにいっぱいプレゼントをもらってるよ』と笑顔でしずかちゃんの涙をふく父親


優しい声で…

『パパとママに産まれてきてくれて、成長してくれた事がプレゼントなんだよ』

しかし


のび太と結婚生活を続けられるか不安な しずかちゃん…

そんなしずかちゃんに

父親は伝えます…


「やれるとも。
のび太くんを信じなさい。
のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。
あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。
それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。
彼なら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれるとぼくは信じているよ」


byしずかちゃんパパ


くぅぅぅーーー！



この話を見る度に泣いてます…



でも、きっと、のび太くんを選ばない方がリアルな世界では正解だと思う（笑）