横浜DB物語 第64話「攻撃の射幸心、撃沈」

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    2012年06月29日 22:32 visibility88

広島2-1横浜DB(マツダスタジアム)

 

球団のスタンスが、4月末段階を底辺としていて、

その心は、攻撃面が貧弱、としているのはわかります。

 

ですが、今日がそれについての、恐らく補強の最終段階だと思います。

攻撃面はもう、加えようがなく、

後は、若い人が伸びるのを待つしかないと。

 

で、ルイーズを入れていて、てっきりルイーズライトにいると思っていたら、

ライトが筒香だったので、びっくり。

 

それでもってその筒香が当然ながら動けない。

前進してゴロを捕る一つ目のプレーで後逸しかかっている。

左右の動きについていけない走力の無さ。

レフトがラミレスであるから、もう、センター荒波は一人で守れと言っているようなものだ。

 

だが、そこまでしてルイーズを使ってみるしかなかったのは、

一発長打に賭けたことだけで、

一塁ルイーズ、三塁ノリにして、捕手も鶴岡のままという打線は、

これで打てなきゃもうお手上げ、やることはやりました、という

ベンチの意思でしかありません。

 

上手くいって得点挙げて、先行逃げ切りで、

早い段階で守りを固めていくという野球を目指したいのだろう。

というより、その手しかない。

黒羽根を下げて鶴岡を入れる方が、守りでは怖いし、

それを野手全体にも波及させたのだろう。

ただ、筒香ライトは驚いた。

 

言うなれば、GMは仕事したが、

シーズン始まってから動いたので、

ここが補強の限界ということか。

 

それを踏まえるにしても、

なんかこう、同じポジションだぶりが目に付きすぎて、

そのうえでこういう、目先優先の

即効性に見える、ギャンブルのような采配をするしかないのか?

この守備体系では、投げる人も厳しいよなと。

いろいろ気遣って。

果たして浮ついた初回の2失点で、実はもっと点とられるかと思ったのですが、

思ったほどではなかったのが不思議。

とはいえ、

1点先行した打線が、その後も大エースマエケン相手に

カープを上回る安打を放ちながら、

得点には絡めず、

守備力で劣り、

 

結局そのまま敗れるという流れの中には、

 

仕掛け下手、

ただ打つだけ、

高崎でこれではたぶん土曜日曜も勝てない、

 

という、

 

ただとにかく、正攻法でぶつかっているだけの感じしかしなかったのであります。

 

いわば、一発がありますよというルイーズ選手に魅力を感じてしまった

攻撃面の射幸心にあおられて獲得こそしたが、

守りをだぶつかせてルーズにするという愚かさであります。

 

ならばダメもとで吉村を使いたくなるのだがな。

 

昔の大洋野球のような、ただ打つだけ野球でありましたが、

あの時代の方が、点が入ったかもな~。

 

今は水鉄砲で線が細いし、

その足のある人たちを走らせるタイミングが、

このところ、ずっと遅すぎるわ、豊さん。

 

 

一か八かで使っているルイーズも含めて、

点取るまでヒット連ねるのを待っているだけで、

ボクシングで例えれば、

狙わずにただ手を出しているだけで、

手数はあるけれど、相手にクリーンヒットしている数が少ないうえに、

連続でパンチが当たらない、という感じの上に、

防御が弱いから

 

善戦しているようだけれども、

判定や見映えでのマイナス要素が多すぎる、

という感じになってしまった。

 

達川ベイスターズ博士も半ば同情気味のコメントがありましたが

同情するなら投手くれ。

 

今日はたまたま。プチカープキラーの高崎だったから、

そこそこまで行ったのだ。

他の投手じゃこう上手くはいかない。

 

明日は藤井にすべてを託して、

あと、一人枠が残っている一・二軍の入れ替えで、

上がってくるであろう先発(いよいよ加賀美か王再びか)を

待つばかり。

 

勝敗はもう度外視している。例年と一緒かと。

残念ですが育成育成。

 

こんなに采配が空回りしたりフリーズしたりを続けているんじゃあな。

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