横浜DB物語　第７６話「完全乗っ取り」

横浜DB３－８広島（広島第二スタジアム　横浜第二球場）

つまんない。

毎度毎度毎度毎度書いていることだが、

投手がきちんと投げなければ、話にならないのだ。

その点で、山本省吾については、１年余り見てきている。

そんなに期待してはいない。

安定感の欠如ではなくて、力不足、技術不足の投手で、

初回からぽこぽこフライアウトがある段階で

よろしくないことは想像がつくことであった。

が、３失点目のエラーや、２点タイムリーで

５回５失点になっても、

６回、７回と続投させてしまい、

その時点で、

ああ、ついに中畑清、

負けゲームを作ったかと思いました。

たぶん初めてのことでしょう。

山本については、本当に、

逆わらしべ長者でね。他に語りようがない。

問題は江尻。

あれが江尻かよ。

相手チームのリリーフ陣が、がんがん１５０キロ越えしてくるところ、

１４０キロ前半がいいところ、

変化球でかわしている感じで、

昨年の、サイドハンドからの１５０キロという剛球は、そこにはない。

う～～～、やはり、尾花は壊し屋であった。

高橋雅裕が「ケアも大事な仕事」とは言ってましたが、

江尻の昨年は、オールスターでの制約ぎりぎりまで投げた実績含めてのもので、

どんだけセントラルリーグに貢献しとんねん！

嘆かわしい嘆かわしい。

野手は野手で、ノリが欠場、ラミレスも途中交替。

筒香がいじられまくっておかしくなっている上に

ルイーズがルイーズ然としているので、

得点のための中軸が一気に弱くなる。

となると、バランスとして、３０歳近くの中距離砲が一人いてくれると違うのだが、

それに該当するのが吉村なのだ。

が、ファーム育成に変えてしまったようですし。

走者を三塁まで進めながら、

内野ゴロで本塁に還ってこられず、挟殺されるプレーを立て続けに見せられてしまう。

きらきらした堂林選手のような、

伸びる要素を温かく見守る目も無ければ、

迎選手の２発や廣瀬選手のバックスクリーン越えもない。

１５０キロを超えるセットアッパーの力もない。

抑え投手の絶対的な力もない。

圧倒的じゃないか。

その上、ヒロインで感謝され煽られる、

ビジターのはずの広島ファンたちは、

ベイスターズの球団歌に歌い踊り、

シャボン玉イベントにも積極的に参加し、

カラオケみたいな合いの手の応援や

大塚明体操、

気合い入れみたいな雄叫びの応援、

面白さを超えて、申し訳ないのですがちょっとやりすぎっぽい応援も含めて、

やりたい放題で、

もはやビジターではない。

阪神よりも三塁側が賑わっているように見えてしまう。

ベイファンもずいぶん入っていたようですが、

全体のノリや勢いでは、カープファンに乗っ取られた感が強く、

もはやベイスターズは本拠地をも失ってしまったかのような感じしかしない。

居心地が悪く感じてしまう。

それでも今年は、動員をメインとして

いろいろなお金を蓄えて、来期以降の補強やら何やらにつぎ込まないと、

という計画はあるはずなので、

どうか、ベイスターズをつぶさないでください。

監督問題とか身売り問題とかの無い、

オフらしいオフ、

秋季キャンプらしい秋季キャンプを３年くらい送って、

ようやく本当の底上げも叶うのだろうからなー。

明日も負けるだろう。

国吉はそこそこ頑張ると思うが、

四球、から足で揺さぶられておしまい。

野村投手を打ち崩し切れず、またも三連戦三連敗。

まぶたに浮かびます。

監督の方の野村さんは、どのみちベイのことを、

セリーグでいちばん嘗めてかかっている監督だろう。

相性が、いいのだ。きっと。

だんだん、腹が立ってきた。

広島戦については、

別の楽しみ方で見ないと、腹が立ってくる。

とりあえず本日の収穫は、

ライト内村が起用可能だった、ということであろう。

中畑さんも友利も、よく耐えていると思う。

くっそー～～・・・・・・