やっぱフィジカル

最近、「やっぱフィジカルだ」と思う。

私はU8を中心にU10まで教えている（一緒に遊んでいる？）が、
その先のステージとしてのU12の試合・練習も良く見るなかでそう思う。
上手い子・上手くない子の差は、フィジカルが大きい。

もちろん筋トレではない、小学生のフィジカルとは、
コーディネーション、アジリティー、フレキシビリティー、バランス、リズム、コアの安定、姿勢・・・
そういったものだと思う。（↑上手く正規化されてないね(笑))


そして、子ども達の成長を２年くらいのサイクルでとらえてみたときに、
U8、U10でフィジカル能力は飛躍的に伸ばせると実感している。
　＃本当はU6からやれると一番いいんだろうなぁ・・・

そして、フィジカル能力が開花した子ども達、体を動かすことが楽しくて仕方なくなり、
ボールを前にすると、得意になってサッカースキルを身につけていくように思う。

逆に、フィジカル能力のない子に対し、
どんなに丁寧に指導したところでトレーナビリティーは低い。
手をまわしながらスキップができない子に、キックの左手の動きを教えてもできるわけがないし、
もち蹴りができない子に、インステップキックの軸足の位置なんて教えても蹴れるはずない。

腰が高くディフェンスが良くない子は、
内転筋が硬かったり、常に肩甲骨が外転していたりすることが原因かもしれない。
走る時に頭を左右振ってしまう子が、華麗にコーンドリブルをできるはずもない。


ウチの練習ではかなりフィジカルトレーニングの比率を高くしている。
特にU8は、ウォームアップを兼ねて、1/3程度の時間がフィジカルトレーニングだ。

少しだけ子ども達が喜ぶ工夫をすれば、とても楽しそうにやる。
足でボールを扱うストレスがないからだろうか、サッカーのトレーニングよりも子ども達は楽しいらしい。
動くこと自体が楽しいようだ。


ただ、トレーニング計画を立てるのはなかなか難しい。
トレーニングメニューもサッカーのように情報が多くない、
子ども向きになるとなおさらだし、グラウンドでやるという制約もあるから、常にネタ切れ気味。

体系的にガイドラインが示されているものがあるといいなぁと思います。