拝啓 タケシ軍団様 その2
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ラスタマン
2007年09月30日 21:55 visibility35
拝啓 タケシ軍団様
激しい試合でしたね。
雨は降り止まず。 川崎の選手のモチベーションは期待に反しいつも通り。試合開始直後のジュニーニョのシュートが決まっていたら殴られっぱなしの試合になったかも知れません。
そのシュートは安部のファインプレイで防ぎましたが、その代償も大きかった。
ジュニーニョをはじめとした川崎の選手のドリブルは鋭く、イエローカードが乱舞しました。前半20分までにDFラインで3枚。杉山、秋本、増嶋。
それでもそこに至る前、前半12分。カウンターから宇留野の見事なセンタリングをファーで藤田がダイレクトシュートで決めて1−0。 ここ3試合無得点の川崎に対し、こちらはワンチャンスを見事ものにしました。
しかしここからは「耐える」展開になりましたね。 見ている方も胸が痛くなりました。
前半41分の杉山の退場。 冷静さ、考える力、が足りませんでした。 既にイエローをもらっていること、あの瞬間ジュニーニョと味方は自分を含め1対3だったこと、ジュニーニョのドリブルのコースがタッチライン沿い単に縦に抜けるものだったこと、を考え合わせれば無理に身体を入れることはありませんでした。
でも、あれも給料の差といえばそれまでですね。
後半。つらい展開は予想通りでしたが、秋本の退場も余分でした。杉山と同様です。あそこから濡れたピッチで黒津が上手い具合に切れ込んだとは思えなかった。でも、仕方ないですね。秋本も必死でした。
それからの頑張りは本当に感動を呼ぶものでした。
どうですか!藤田の頑張りは。 90分間まったく手を抜かないあの走りは。 上背はなくとも頑強な身体。 感情は表に出ない(出さない)タイプですが、とにかく「頑張る姿で味方を鼓舞する」素晴らしい選手です。川崎が甲府のDFのブロックの前を横パスで揺さぶる。そのパス1本1本に反応してスペースを埋め、相手に間合いを詰める。それを秋本の退場後20分以上手を抜かず続けたあの姿。サッカーファン一人一人に見せてやりたかった。
しかし、サッカーはやはりサッカー。
池端のGK安部への頭でのバックパス。
インジュリータイム「4分」が掲げられた直後でした。
「安全に」。そう思いたくもなりますね。9人で11人の川崎の攻撃を20分にわたり凌いで来たのですから。
が、サッカーは甘くはなかった。安部がそのバックパスをおさめられず、混戦から谷口に同点ゴールを決められた。
誠に悔しい同点、勝ち点1でした。 ・・・でも、大宮には勝ち点で1リードしているのですよ。 まだ7試合もあるのですよ。 ケガ人、出場停止が多いのは存じ上げてます。 でも、ここでへこたれるのですか? そんなことはないでしょう。 まだまだ、頑張るのですよ。
「頑張る」。この言葉がこれほど似合うチームもありませんよ、タケシ軍団。
敬具
ラスタマン拝
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- 事務局に通報しました。
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