
ダ・スヴィダーニィヤ(До свидания!) それは別れの言葉 とか言ったりしてw
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カジュアル一騎
2009年09月05日 01:39 visibility49
デヴィッド・クローネンバーグ監督の
「イースタン・プロミス」 つーのを観ました。
wowowでやってる映画をテキトーにみつくろって録りだめしといたヤツ。
クローネンバーグのは久しぶりです。
同年代のブライアン・デ・パルマが
「キャリー」や「フューリー」などオカルト路線で名を売り
「アンタッチャブル」や「ミッション・インポッシブル」でピークを極めたのに対し
(デ・パルマには 語尾がリーとかブルの作品がラッキーなんじゃね?)
「スキャナーズ」で注目されたクローネンバーグは
ゲテモノ「フライ」で躓き (「スキャナーズ」は「5」まであるの?
なんかいまいっちょでした。
デ・パルマも「ミッション・トゥ・マーズ」が賛否両論を巻き起こし
つづく「ファム・ファタール」も逆風を喰らい最近は低調。
両作品とも独特の視点があって面白いと思うけど
世間の評価は逆みたい。
そのデ・パルマ不調の間に
今度はクローネンバーグ 大進化ですねぇ。
ロンドンのロシアン・マフィアを描いたこの作品は必見です。
タイトルはサラ金みたいだけどw
ヴァイオレンスを売りにしてる映画は沢山ありますが
全編にヒリヒリした緊張感が張り詰めてるコレには敵わないでしょ。
コレの前に観たトニー・スコットの「ドミノ」は
女のバウンティ・ハンターの話だったけど
映像エフェクトかけすぎーの カット割こまかすぎーの
ドンパチやりすぎーので困った作品でした。
ヒロインの母親役ジャクリーン・ヴィセットもシワクチャだったしw
ま 大体アメリカ映画はドンパチとカー・チェイスとCGが多すぎて困りますけど
クローネンバーグのコレにはそーゆーもん一切ありません。
刃物による格闘シーンがメインで
終盤の山場で起こるそれは尋常じゃない怖さ。
こけ脅しじゃなくてリアルで淡々とした怖さ。
稼ぐためにロンドンへ出て来たロシアやウクライナの人達の
悲哀とか人間模様も背景に奥行きを与えててやたらリアルだし
ロンドンは売春婦とホモの街 つー劇中のセリフがありましたけど
ロシアン・マフィア撲滅のためにBBC主導で作られた映画
とのウワサも妙にナットクできました。
(チャイニーズ・マフィア撲滅のためにNHKが似たようなことしたとしても
東京は・・・ みたいなセリフはNGだったりして)
一旦ロンドンへ出て来たら二度と祖国には戻りたくない
つー気持ちが痛いほど分かりますが
そのままロンドンに留まることも相当な苦痛を伴います。
で シェヴァは帰っちゃった。
映画の主人公ニコライがヒロイン・アンナに告げた最後の言葉
До свидания!
て めちゃめちゃカッチョイイやん〜
シェヴァもチーム・メイトの誰かに言ったのかな?
最後に見た時はだいぶ髪が伸びてて
若い頃のリチャード・ギアみたいだったけど
間違っても 「ハチ〜!!」 とか叫んで欲しくはないです。
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