どっちに転んでも無駄になりません

FAカップ準決勝
ガナーズ対チェルシー
    1 − 2

ウォルコットのシュートがA.コールに当たってコースが変わり
ツェフがセーヴしそこなったあたりまでは
CLのレッズ戦で大量失点を蒙った後遺症が残ってるようにも思えたんですが
最近好調なヤング・ガナーズの鼻をへし折ったのは
チェルシーのしたたかさ つーか 老獪さ。
特にランパードのプレーぶりは 視野の広さは勿論のこと
確実に急所を突く正確なダイレクト・プレーでガナーズを翻弄しました。

放出が噂されるマルーダの同点弾
ドログバの必殺カウンター 共にお膳立てはランパードでした。
中途半端に飛び出したファビアンスキーをヴェンゲルは庇ってましたが
いきなりノド元に匕首を突き付けられたようで
そりゃあヤングは慌てふためいちゃうよね。

負けたらピッチに当り散らすしかない。
聖地ウェンブリーに難癖を付けるつもりはありませんが と前置きしつつ。
リニューアルしたての頃は芝が根付いてなくてズルズル剥がれたもんですが
現在はビミョーなデコボコがあってイレギュラーするからやりづらいんだってさ。
パスを繋ぐスタイルのチームには不利で
ロング・ボールを多用するチームが有利 と言いたいんでしょうね。
ピッチのせいだとは言いたくないけど言います的なアレです。


一方 翌日の負けチームはPKを取ってくれなかったマイク・ライリーに恨み言。
本来ならスティーヴ・ベネットが笛を吹くハズだったのに
体調不良のため急遽ライリーが担当することになったらしい。
それはご愁傷様でした。
それPKか? みたいな笛を吹くことで悪評高いライリーは
それPKだろ!! つーとこで逆に笛を吹かないことでも悪評が高いですから。

若手主体のマンUは 注目のマケダがスタメン
テヴェスと2トップを組みます。
ま こーゆー時は往々にして不発に終わることが多いですね。
途中出場で大仕事をやってのけても スタメンだとイマイチ。
同じ若手でも変態みたいなドリブルのウェルベックの方がスタメン向きだったりします。
ジャギエルカも思わず後ろから押しちゃったんだけど
ライリーが笛を吹かなかったので命拾いでした。
ジイさんは駄々っ子のように激しく両手を振って抗議してましたが
スローでよく見ると ウェルベックは自分で自分の足につまづく つーか
自ら倒れに行ったように見えなくもない。
ライリー グッジョブ?

エヴァートンは対戦相手によって 
あるいはゲームの難易度によって戦い方を変え 戦略を徹底するチーム。
カップ戦を勝ち抜けるためには アウェイでは決してリスクを冒さずホームで勝負をかけます。
レッズもヴィラもその手で倒しました。
一発勝負の準決勝 しかも相手がマンU
大会レギュレーションにより シティ時代に出場済みのジョーは出られません。
エヴァートン最大の武器 フェライニとのデカ頭コンビが使えないなら
スコアレス・ドローに持ち込んでPK戦勝負にかける
モイースなら考えそうなことです。
で その術中に嵌るヤングなマンU だったりして。

PK戦を2-4で制し 上機嫌のモイースでした。

たとえ14歳のアカデミーの選手が出たとしても
それはマンUの選手
と警戒しまくりなんだか誉め殺しなんだか
結局仕事をさせなかったマケダに対する皮肉なんだか
モイースの発言にはファーガソンも複雑でしょう。
エヴァートンの監督に就任する前に
コーチとして招聘しようと直接面談までしてただけにね。


ウェンブリーに大挙おしかけたエヴァタニアンには大喜びの結果でしたが
ルーニーも複雑な心境・・・ でもなかったりして

決勝戦のチケットを家族用に大量に購入済みらしいですけど
マンUが勝ち抜けてもよし
古巣が勝ち抜けてもよし
どっちに転んでも無駄になりません   てね


 

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