頭を下げる監督　下げない監督

指導力、独自の戦略、実績があるのはもちろんのこと、
それらがスタイル、哲学とまで認知されるレヴェルになってくると
必ず遭遇する、スター選手をどーするか、つー問題。

監督と選手の力関係によって様々な場合がありますよね。
もとより、監督の名声も選手のスター性も
メディアやファン自身が作り上げた幻想に過ぎない場合が多く、
思い通りの結果が出れば幻想の作り手は狂喜乱舞、
期待外れなら落胆沈痛ヤケ酒暴動自殺、、、(なにも死ぬこたぁない。
そういった幻想や勘違いを背景に監督と選手はしのぎを削るのですね。
男と男の対決ですから、代表やビッグ・クラブになればなるほど、
その闘いは熾烈を極めます。
メディアや巨大スポンサー、ニワカ・サポなど強力な味方を持つ選手に対し、
えてして監督は孤独な闘いを強いられます。
任命者である協会やクラブ・フロントは、一見味方のようですが、
形勢が悪いと見るや簡単に裏切るので注意が必要です。
かようにも不利な闘いなのに挑戦する者が後を絶たないのは何故か。
やはり、
どんなスター選手だろうが指一本で操り不平不満は言わせない、
そして結果を出してやいのやいのうるさいマスコミやシロートを黙らせる、
つー醍醐味? カタルシス? どーだぁww!! みたいな達成感、
味わってみたいんでしょうか。


監督＞選手

　　トルシエ＞キノコ　　　　　半べそかくしかない
　　リッピ　 ＞デル・ピエーロ　服従するしかない
　　
監督＜選手

　　カペッロ　　＜ロナウド　　　　ブラジル人には敵わない
　　ライカールト＜ロナ宇治如　　ブラジル人には敵わない　　　　
　　　　
ちょっと典型的な例をいくつか上げましたが、
どちらとも言いがたいのもありますね。

　　サッキ＞＜バッジオ　 PKわざと外すまでしてサッキの喜びを阻止?
　　オシム＞＜キノコ　　　トルシエより大人だから一応呼んだだけ
　　　　　　　　　　　　　　　 もう呼ばない

で、マクラーレンはどうか?
べッカムに頭を下げるのか?
勝って当然のイスラエル戦がスコアレス・ドローで終わったのに、
記者の質問に答えた際、勘違いして敗戦と口走り、動揺をする心中を露呈、
だって。
あれだけ豪華な布陣で攻めに攻めても得点が奪えない。
クラウチを見限ってジョンソンを起用。
ガナーズ戦の決勝弾みたいのを当てにしたけど、付け焼刃。
となるとベッカム様の右足に頼るしかないのか?

ジャケのお古は使いたくない、俺色の代表をつくる、と意気込んだドメネク、
結果が付いて来ないと見るやジダン、マケレレらに頭を下げて路線変更。
柔軟性が身を助けた格好に。星占いまで駆使してたっけ。

マクラーレンとベッカムの場合はいきさつがいきさつだけに、
ドメネクのようには出来ないよね。
代表でやりたいよぉ、って熱望したのにシカト。
くそぉww!! ファギーのアシスタント・コーチ上がりの分際で
ベッカム様に盾突きやがってぇww!!
そりゃね、年収とかで言ったら勝負にならん。
でもね、そゆとこも含めてベッカムが嫌いなんじゃねぇの?
自分の采配で勝ちたい、ベッカムのFKで勝ちたくない、みたいな。。。
でも、イングランド代表って「最後はベッカム」でやって来たツケか、
他の方法でギュインギュイン勝ち抜くのをあまり見かけない。
プレミアは大好きだが、代表には冷めてる、
つーのがイングランドのサッカー・ファン。
長年見てりゃ自然とそうなるのは仕方が無い。
アルゼンチンやブラジルに勝てるなんて思わないでしょ。
で、代表はバアさんと子供には人気があるんだそうです。

次のアンドラ戦の出来いかんでは更迭も、だって。
前に5-0 で勝ってるからそりゃ有り得ないでしょうが、
逆に首にするタイミングが難しくなるよね。
首にするなら今しかない、と。
引っ張りすぎて失敗した前例は山ほどあるのにね。
加茂然りジーコ然り、、、、

代表で３年間ノー・ゴールだと監督になじられ、ルーニーぶち切れ。
ユニを床に叩き付けてドレッシング・ルームで怒鳴り合い、だって。
末期症状のマクラーレン政権であった。



突然ですが、

決定!! お茶目なゴール of this month ☆☆☆

セレッソ大阪　前田選手　「ジャンピング・にゃんこ・半ひねり」


3.25Maeda
Uploaded by bbping

京都戦、2-2 から終了間際の決勝弾。
都並監督に初勝利をプレゼント
だって。