PIFA ワールド文学カップ

 「ワールド文学カップ」は、紀伊国屋書店新宿店で、現在行われ
ている催事。タイトルだけで勝手に、世界のサッカー関係の書籍を
取りそろえた催事だと思い、早速出かける。つまり、ニック・ホー
ンビーや、サイモン クーパーといった海外のサッカー関係の作家
の書籍を取り扱っているとか、各国のサッカー事情を取りまとめた
本とか、サッカー関連の洋書とかがあるものだと。


 


 違っていた。


 


 世界の文学作品を取りそろえたフェアだった。
 イングランド代表は「鏡の国のアリス」、ドイツ代表は、「ファウ
スト」、チェコ代表はカフカとか。各国を代表する書籍がずらり。中
には昔読んだことのある作品もあったが、ほとんど分からない。


 とりあえず、催事の立派な(読みごたえある)ブックレットをも
らって帰る。



 すると、一応、サッカーを意識して各国の書評タイトルに「カテ
ナチオ・イタリア」(紹介されている書籍が、どれだけ鉄板なのか
分からないので意味不明)だとか「驚異の2トップ・キューバ」
(2大作家、カルベンティエルとアレナスらしいが、キューバ文学
が分からないので意味不明)とか書いてある。
 また、今回の催事に取りそろえなかった作家も「出場停止中の名
選手たち」と紹介しているし、「往年の名選手たち」というコーナ
ーもある。


 


 つまり、ただのサッカー好きでも少しは楽しめるブックレットに
なっている。催事は、そんな輩には、つまらないものだけれど。


 

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