津波被害

　Ａ代表の日本対サウジアラビア戦。
　いい試合だった。よく動いていたし、ボールもシンプルにつなぐ
ところはつないでいたし、ためるところはためていたし。２点目な
んて、加地と今野のコンビネーションはすばらしかった。今野が中
央に切り返せたのも、加地のランニングのおかげだし。
　なんか、日本代表の試合をみていて久々に「ひゃ〜、すごい」と
思った。
　加地はよかった。

　後半の途中からバテていたそうで。でも、そんなこと知らない。

　津波情報により放送が中断したからだ。しかも、生で見ていたわ
けでなく、ＮＨＫ−ＢＳを録画で見ていたから。

　まあ、すぐに戻るだろうと思っていたら、なかなか戻らない。当
然、民放にチャンネルを変えることは出来ない。早送りすると、放
送は終わってしまった。結果すら分からないままに。

　しかたなく、ネットで試合結果を知る。
　サウジの得点はオフサイドで取り消しになったこととか、闘莉王
がＰＫを外したこととかを知る。その後、スポーツニュースを追っ
かけるが、そんなシーンは皆無。

　ある意味、津波被害にあってしまった。

　で、昨夜録画した、U-21の日本対韓国戦を見る。
　Ａ代表より、当たり前ながらスケールは小さい。こっちはかなり
相手との実力差を感じた。よく引き分けで終わったもんだ。もっと
入れられててもおかしくない。
　それはともかく、韓国の監督代行が洪明甫だったのには驚いた。
井原が日本側のベンチに座っている。U-19の日本対中国戦のとき、
賈秀全が中国のU-19代表監督だったのにも驚いた。賈秀全はガンバ
の選手だったし。なんか、ついこの間まで見ていた選手がコーチの
道を歩みだしている、そういう時代になってきたのだなあと実感す
る。