準優勝

　昨日は、草サッカーover-35トーナメント決勝。
　リーグ戦は1部、2部と分かれている。そして、1部の強豪が次々
に消えていく中、我がチームだけが決勝までたどり着くことができた。
　相手は2部のチームだが、今年から若手のカテゴリーからカテゴリ
ーを変えて参戦してきた若いチームだ。

　前半は0対0で折り返す。まったくイーブンである。中盤でのつぶ
し合い、バックラインもしっかり対応してチャンスをつくらせない。
　後半早々、風下になった時、相手が縦1本のロングボールを蹴って
きた。自分の頭を越えていくボール。しかし、後ろにはディフェンダ
ーが一人、キーパーが一人いる。となれば、私の役割としては、突っ
込んできたFWに、オブストラクションにならない程度に体を預けて
ボールを追いかけるふりをするということだ。体を相手にぶつけて、
相手の体勢をくずすことが出来た。これで問題ないだろうと思ったの
だが、そのままつんのめってキーパーとディフェンダーにぶつかりボ
ールがこぼれる。それに先に触ったのは、相手FW だった。FWの反
則をアピールしたものの受け入れられず。失点。
  パワープレーに出る。しかし、相手はがちがちの守備をしているの
で崩せない。そんな中、中盤でフリーになった相手がドリブルで中央
突破してくる。センターバックを一人善戦に上げているので本来それ
に対応できる人間がいない。しかたなく、自分のマークしている選手
を捨てて、相手に飛び込む。距離的にも、スライディングタックルす
るしか選択肢は無かった。相手は倒れる。そして反則を取られてしま
った。そのフリーキックを決められて万事休す。
　2失点に絡んでしまった。

　結局、準優勝。シルバーメダルをもらう。

　ゴールドメダルが欲しかった。

　試合後、1シーズンの反省も兼ねて、近くでチームメイト数人で昼
食を兼ねてビールを飲む。祝勝会になるはずだったが、ちくしょう会
だ。
　今シーズン、リーグ戦、トーナメントを含め、負けたのは2試合だ
け。でも、リーグ戦は3位、トーナメントは準優勝。引き分けが多い
のである。
　なぜ、勝ちきることが出来ないかから始まり、来期はどのように修
正していけばいいかを、積極的に議論しあった。ちくしょう会ではあ
ったが、かなり有意義な飲み会だった。

　そこには、over-35の主将、over-45の主将、チームの代表も参加し
ていた。その場で、来期の主将要請をする。主将の任期はチームの内
規で3年となっている。しかし、それぞれ3年以上主将をしてもらっ
ている。でも、「このままでは主将をやめられないでしょう」と自ら
名乗り出てくれた。そのとき私が、「主将や会計は任期があって、次
期はどうするといった打診があるが、副代表及び庶務をやっている私
には任期がない」と嘆くと、代表が、「どうすると打診してやめられ
たら困る」と言い、そのほかの人も、「いや、○○さん（私のこと）
は、経営者側だから、依頼されてという次元ではない」と口をそろえ
て言われる。そんなものかと、「経営者側」という言葉に妙に納得し
てしまった。

　over-35の主将と家が一緒の方向なので、電車の中で、シーズン後
半に参加率が下がったチームメイトに対するメンタルケアをどうす
ればいいか相談しあう。これが一番大事なことかもしれない。

　とりあえず、昨日で長い公式戦シーズンが終了した。決勝まで残っ
たので、こんなに年末まで公式戦を戦うことができた。ありがたいこ
とだ。

　しかし、優勝って難しいなぁ。