公園の壁。
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キヨ
2006年10月21日 21:54 visibility48
子供の時、よく公園の壁でボールを蹴っていた。
サッカーってチームスポーツだから、一人では当然出来ない。
そこが良い点でもあり、少し困る点でもある。
中高とテニスをしていた。勝っても負けても自分の責任。
自分なりにベストを尽くせば後の結果は気にしない。
小学校のときサッカーは苦手だった。チームに対する責任で押しつぶされそうになった。
ミスが怖くて、足がすくんだ。そんな事だから先発してもすぐ交代。
社会人になり、世の中に出た。
自分一人では生きていけないことを知った。
責任の重さより、信頼されることの喜びを知った。
サッカーが好きになった。
人とつきあうにはエネルギーがいる。
相手の感情を受け止めなくてはならないから。
責任に、義務に、愛情に、応えなくてはならないから。
それが重たくなった時、僕は今でも壁を相手にボールを蹴る。
そうすると、人に対してまた蹴ってみたくなる。
パスを、やさしいパスを交わしたくなる。
明日はサッカーがしたいな。
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