記憶。

ドーハの悲劇のとき、僕は翌日会社を休んだ。

ジョホールバルの歓喜のとき、友達の家で朝まで飲んだ。

韓日ＷＣの稲本のゴールの時は、友人の結婚式の日で、岡山のホテルで吼えていた。

私たちが共有している記憶がある。

そのとき自分が何をしていたか思い出すことができる、そんな記憶が。

そして・・・サッカーの記憶は幸せな記憶。

友人同士が酒のつまみに、恋人達がドライブ中の会話で、親子が釣りをしながら、祖父が孫に語る時に、 そんな時に話す記憶。

悲しい記憶はもういらない。

核実験のニュースを見て思う。

 幸せな記憶がいつまでも続くように。