歓喜と誇り

  • レキ
    2010年06月16日 14:31 visibility126

日本代表が11人、いや23人があれだけフルタイム集中していた試合を見られたのは何年振りだろう。



正直、試合が始まるその瞬間までは内容・点差ともに差をつけられてしまうのではないかという不安も大きかった。勝てるとしたら1-0。それ以上の点がW杯本番でいきなり取れるとは思えなかった。



そして90分の試合を終えて勝ったのは日本だった。



シュートの数こそ差があったようだが、決定的なチャンスは同じようなものだったように見えた。そしてそのチャンスを生かせたのは日本だった。


当たり前だけど、それだけのことが試合の結果を分ける。Jリーグができて以降の日本代表もチャンスを作るところまでいっても、それを決める力をつけることができないまま年月は過ぎた中、この大一番でわずかなチャンスを生かせたことがすばらしかった。(もちろんこれで決定力が日本人選手につくわけではないけれど)
この1点は選手が少ないであろうチャンスを生かすことに、常に集中していた結果なのだろう。



もう一つの勝因は、カメルーンを無失点に抑えたこと。
イングランドとの試合でアンカーを置くことで守備が安定したのは、監督、選手ともに気持ちの上でも大きな収穫だったのだろう。ミスさえしなければ強い相手も抑えることができる、と。W杯初戦という大一番で、選手たちは集中が途切れることがなかったように見えた。もちろん小さなミスはあったけど、これまでになかったチームワークと運にも助けられての無失点。立派だった。



攻撃と守備の集中、この2つを90分間切らさずにプレーできた日に、日本代表チームは自国以外のW杯で初勝利を納めることができた。



この選手たち、監督、コーチ、スタッフを誇りに思う。












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