真骨頂!アズーリ

  • レキ
    2006年06月27日 21:34 visibility66


前半は膠着したゲームだった。

 

ヒディンク監督の指示なのだろうが、調子のいいピルロを徹底的につぶし、イタリアの攻撃の芽を摘んでいた。


そのぶんイタリアの攻撃は単発的になり、オーストラリアのほうが単調ではあるがやや押していたかもしれない。

 

後半開始早々、マテラッツィが厳し目の判定の1発レッドで退場。

これ以降はオーストラリア代表の攻勢が長く続いた。


ただ、その攻めも決め手を欠いていて、もう一歩ゴールには届かない。

イタリア代表にしてみれば、こういう水際ぎりぎりで得点を許さないディフェンスの仕方はカテナチオのお家芸だ。

 

今度は本当に故障していたらしく、キューウェルがまったく使えなかったのがヒディンク監督にしてみれば痛かっただろう。使った交代カードは1枚のみだった。

 

リッピ監督が3枚目の交代カード、トッティを投入すると徐々にイタリアも攻め手ができてきてペースをつかみ始めた。

 

終了間際に左サイドからグロッソが反則を誘うようにエリア内へボールを持ち込み、狙い通りPKを獲得し、トッティが冷静に決めた。
このとき後半ロスタイムも消化寸前で、トッティがゴールネットを揺らすとともにゲーム終了。

 

アズーリのサポーターにはたまらないカタルシスのあるゲームだったろう。

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