勝利は、より走るチームに

  • レキ
    2006年07月04日 00:10 visibility89


足を痛めた(体調不良もあるだろう)ベッカムに代わったレノン。彼のスピードとドリブル効果的なアクセントになってイングランドに大きなマイナスとはならなかった。

 

大きなマイナスになったのはルーニーの一発退場。これで10人対11人。

 

クラウチ投入。この後試合を通して彼によくボールは集まったし、クラウチ自らボールを奪いに守備にも踏ん張った。この日の彼は称えたいと思う。

 

フェリペ監督は一時トップにC.ロナウドを置いたが、それが機能しないとわかるとFWを入れてフィーゴを下げ、C.ロナウドをもとのサイドに。自分の采配が上手くないと認めて、すぐに手を打てることが一流の監督であることを証明している。

 

延長戦。ポルトガル攻勢も時にはエリア内で8人で守備を固めてしのぐイングランド。サイドを基点に攻めるがサイド一辺倒になり、ポルトガルの攻めもやや単調で得点にはいたらず。

 

試合を通して、両チームの攻撃カラーがまったく違うものだったのもおもしろい。
イングランド代表は縦に行き、高さも生かし、ミドルもある、一発で決まる攻め。
ポルトガル代表はサイド重視でドリブル、パスでエリア付近で相手を崩して得点しようとする攻め。

 

PK戦でも今までの試合の流れそのままに、4人目までどっちつかずの展開だったが、最後にはポルトガルのGKリカルドが前日のレーマンのように、すべてのボールに正しい反応を示し2本をはじきポルトガルの勝利に貢献した。

 

退場者を出してからは守りに入ったイングランド。

120分やや単調な攻めであったが攻守に走りきったポルトガル。

今大会は今のところ、走った印象の強いチームが勝ち進んでいる。

 

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