老獪さの勝利

  • レキ
    2006年06月28日 21:17 visibility92


久しぶりにジダンらしいプレーが見られた。
足に吸い付くようなトラップと、独特の軌道を描くパス、プレスキック。3得点のうち2得点に直接絡み、ゲームメーカーにもなっていた。

 

後半ロスタイムには自らがスペインDFラインのウラに抜け出し、ドリブルからGKカシージャスの逆を突く落ち着いたシュートを決め、フランス3点目の止めを刺した。

 

8年前のワールドカップ・フランス大会のころのような怖さはないかもしれないが、今の年齢になったジダンだからこそのプレーだったと思う。
PKを与えてしまった場面で、主審に詰め寄ろうとしたチームメイトを制して、自らが主審と意見交換する姿が印象的だった。

 

スペイン代表は若い選手も多く、運動量は豊富でテクニックも優れていた。けれどこの試合に関しては、ボールを保持する時間は長くても要所ではフランスに押さえられ、選手たちは動かされボールも回させられてしまったようだ。

 

フランス代表はジダンをはじめビエラ、マケレレ、テュラムらベテラン勢が豊富な経験からくる、攻守にわたる的確なポジションを取り。サイドのリベリ、マルダ、サニョルといった選手が運動量豊富に走り回り、チームとしてフルタイム機能していた。

 

準々決勝で当たるブラジル戦が楽しみになってきた。

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