なでしこ、元気!

  • レキ
    2006年07月23日 00:45 visibility57


試合中、選手たちは終始落ち着いていた。
落ち着いた焦りのないプレーが、どれだけ自分たちの力を出すことにつながるかということを、思い知らされた試合だった。

 

相手が格下とはいえ、パスもシュートも狙ったところへいっていた。


ゴールへの執着心も強く、クロスの正確性、シュートの技術どれもすばらしいものがあった。

 

足元の技術も、実戦の中で上手いボールの扱いができているところに好感が持てた。

男子の代表は技術力は確かにいい物を持っていると思う。けれど、実戦でその自慢の技術が生きた場面を見れることは少なかった。どれだけ格下の相手と試合をしたときでもだ。

 

さらに女子代表は人とボールの動きの連動性に無駄がない。
特に中盤から自陣近い、ボールを奪取されてはいけない位置で選手がボールを持ったとき、パスコースを2つは常に確保できるように動いていた。

 

攻めはサイドから、中央から、と偏らず、相手に守備の的を絞らせなかった。

精神的に落ち着いていたのか、ゴールマウスがよほどよく見えているのだろう、足でも頭でも精度の非常に高いシュートが打てていた。

 

ダイレクトのパス回し、足元へのパス、スペースへのパス、それらのスピードも速くすべきところは速く、丁寧にすべきところでは丁寧に。

 

守備の面では、チャイニーズ・タイペイもカウンターを時折見せる場面もあって、1失点をしてしまった。
しかし、はっきりとしたクリアや、相手への厳しいプレスを心がければ守備の修正は可能だと思えた。

 

次の中国戦、ぜひ勝利してFIFA女子ワールドカップの出場権を掴み取ってほしいし、それはそんなに難しいことではないと思わせてくれる試合だった。

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