佐藤寿人、一人舞台

  • レキ
    2006年07月30日 22:29 visibility80


久しぶりに生で観てきた。

子どもたちが夏休みの土曜ということもあってか、試合開始10分前には観客はすでに多く入っていた。
発表では確か32000人くらいだったと思う。味スタでこのくらい入ると、大入り感が強くなる。

 

試合のほうは、前半、サンフレッチェは最終ラインを恐れることなく高く維持していた。ルーズボールは当然のようにサンフレッチェにおさまるし、FC東京が攻めあがろうとしたときもサンフレッチェの守備の網がそれを許さない。

 

1点を追うかたちで始まった後半は、FC東京の攻撃意識は上がっていたが、サンフレッチェペースの試合の流れを変えることはできず。FC東京も1点を返すチャンスがあったものの、結局サンフレッチェの佐藤が2点目を決め、勝敗も決めた。サンフレッチェの攻撃は速いパス交換からの中央突破が見事。

 

サンフレッチェの組織がすばらしく機能していた。監督がペトロビッチに代わってすぐにチームが好転するとも思いにくいが、チームに変化の兆しは見えた。こういう試合を続けていけば、現在のような下位には低迷しないはずだ。


FC東京はルーカスの出場停止が響いたのか、攻撃が噛み合わなかった。後半は石川がFWのような役回りをしてる場面が多く見られた。
今野、徳永には個人的に注目していたのだけど、残念ながら際立つ場面はなかった。

 

もし自分が海外クラブのスカウトなら、この日は佐藤寿人のみにチェックを入れただろう。FKに上手くあわせた1点目、ウェズレイのスルーパスに瞬間的な速さをみせた2点目。それだけでなく相手選手からボールの奪取を試みて成功することもあり、守備への意識も強く見せていた。
スタンドから22人を観ていると身体の小さなはずの佐藤だけが目立ち、今どこにいてどんな仕事をしているのか常に目に入ってきた。


この日、ハーフタイムに花火が上がった。約300発だそうだ。自分も含めて観客の多くは、その花火を興奮して見ていた。
さらに、ゆかたで来た人には何か特典があったようで、ゆかた姿の人も多く見られた。


花火にゆかた、もちろんメインはプロが魅せるサッカーの試合であるのは大前提だが、こういうイベントを催して観客動員の促進を目指す試みは大切だと思う。だから満足度の星1個分はイベントへの投票だ。
初めてJリーグを観て、サッカーのおもしろさを知る人を増やさなければJリーグもサッカーも根付いていかないのだから。
約1年ぶりに生で観戦したという友人の「やっぱ生はおもしろいな! また観に行こうよ」の一言がそういうことの大切さをあらわしていると思う。



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