ブライト支配下登録の可能性
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舎人
2011年04月03日 04:03 visibility515
試合経過
土曜日の試合の動画を編集しているところなのですが、先行してブライトの投球をアップします。現在26歳、今年の8月には27歳になるオーストラリア出身のサウスポーですが、育成枠入団の選手は26歳以上の場合、3月末までに支配下登録できなければ自動的にクビになってしまいます。期限が近づいて来ているのにブライトの話が一向に伝わってこなかったので気になっていたのですが、今季は特例として一か月の猶予が与えられたようです。
巨人育成ブライト1カ月“延命” 2011年3月31日 (日刊スポーツ)
巨人の育成左腕アダム・ブライト投手(26=オーストラリアリーグ・メルボルン)が、支配下入りへ1カ月の猶予を得たことが30日、分かった。野球協約の「育成選手に関する規約」第9条に「26歳以上となる新外国人選手を育成選手から支配下選手へ移行する場合の期限は3月末日までとする」とあるが、今季は特例として期限が4月末に延期。
球界関係者によると、開幕延期問題を議論していた15日の実行委員会で、巨人が同期限の延期を提案していたという。震災による過密日程と選手の負担を考慮し、“規制緩和”を求めたものとみられる。
巨人原監督も、1カ月の延期について問われると「あと1カ月をかけて見極めたい」と話した。ブライトはこの日、川崎市のジャイアンツ球場で調整。残り1カ月での昇格を目指す。
キャンプが始まる前はやれ「秘密兵器だ」「巨人のジェフ(ウイリアムス)だ」と騒がれていました。これは支配下登録を前提として連れて来たのかな??と思っていると、2月18日の紅白戦で4失点と打ち込まれてしまいます。味方藤村のエラーが絡み自責点は1だけだったのですが、ここで大きく首脳陣の評判を落としてしまいました。その後登板が全くなくなり、一部の人間だけが気にするだけの投手となっていたのですが、今回およそ一か月半ぶりに実戦で登板したのです。私が記憶している限り、巨人のユニフォームを着て対外試合に出場したのは今回が初めてだったのではないかと思います。
先発の齋藤に代わってブライトは七回表に登板しました。今まで聞いていた話を総合すると、「球速は130キロ中盤〜後半、細かいコントロールは持っていない」こんな感じでした。しかし、私が実際に見たブライトの感想は球威もそれなりにあり、意外にまとまっていると思うものでした。MAX142キロのクロスファイアーと外角低めの変化球のコンビネーションが素晴らしく、制球もほとんど問題がありません。この投球ができるのなら、支配下登録も7割方あるのではないかと思いました。
今回は右バッター3人だけだったのですが、左バッターに対しての投球がどんな感じなのか確認しなくてはいけません。紅白戦の時に打たれたのはいずれも右バッターだったので、左バッターが苦手ということはないと思いますが、ブライトに期待されていることは、いかに左バッターを抑えるかです。
山口が抑えになると左の中継ぎを誰にするかが大きな課題になります。高木や金刃を中心として山口の後任を枠を争うことになりますが、このブライトも候補に入って来ると思います。次はイースタンで投げている所を見てみたいです。土木作業員として働いていたという異色のサウスポーがどこまでアピールできるかを今後も注目してみたいと思います。
動画は登板した七回の全投球をアップしましたが、ブライトの投球の他に、川口のショートの守備も注目して欲しいと思います。堅実で安心感のある守備です!
アダム・ブライト 2011年4月2日
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