土井健大の将来は和田(中日)か?小田嶋か? 6月12日プロアマ交流戦 巨人対WIN94戦のレポと動画アップ

  • 舎人
    2011年06月17日 04:33 visibility996













試合経過

明日の夜は所用で更新できないので、今晩のうちに先日の日曜日の試合の残りのレポと動画のアップをやってしまいます。














まずは投手から・・ルーキーたちの登板が終わり、朝井が2イニング投げると、八回からは木村が登板しました。だいぶ球威も戻ってきている印象ですが、それでもMAX140は一軍で投げていた頃に比べて4〜5キロ物足りない感じです。それに加えてケガから復帰してからの木村は得意のカーブを投げません。この日も130キロ前後の変化球、おそらくスライダーは投げていましたが、あの大きなドロップと形容した方がいい正太カーブは投げませんでした。まだまだリハビリも半ばなのでしょうか。以前はランナーがいない時はワインドアップで投げていたのが、復帰してからはノーワインドアップに変わっています。足を上げてから一旦止めるような投球フォームですが、これも以前はやっていませんでした。色々な事を試しているようです。おそらく昨年2度も肩肘に故障をしたそうですから、簡単には元に戻らないのでしょう。球威がもう少し戻り、あの得意のカーブが戻ってきた時が、ようやく復帰が見えてくる頃です。今シーズンの支配下登録の期限まで後一か月半。やや厳しいかもしれませんが、なんとか頑張って支配下再登録を目指して欲しいと思います。














最終回は星野が登板しました。一軍ではソフトバンク戦で対左バッターを期待されて登板したもものの、左の川崎と本多に連続四球を与え背信投球をしてしまいました。そのためにファームに落とされてしまったのですが、この日は三者連続三振の圧倒的な投球を見せてくれました。ストレートでもスライダーでも制球に問題はありません。MAXは146キロ、ストレートの平均球速は144キロ、素晴らしい球威です!相手が相手だったということはもちろんありますが、この投球が一軍でもできればおそらく容易には打ち込まれなかっただろうし、簡単にファームに落とされる事はなかっただろうにと思います。今シーズンはイースタンで先発でも何度か登板しています。交流戦が終われば先発投手が足りなくなり、星野にも先発で試される機会が巡ってくると思います。その時に向けてしっかりと準備をして欲しいと思います。














この試合、打つ方で目立っていたのは、土井、仲澤、丸毛の三人です。ご存知の通り土井は昨シーズンのオフにオリックスを解雇され、ジャイアンツに拾われた選手です。いや、ジャイアンツというよりも川相監督に拾われたと言った方がいいかもしれません。ベンチの中で大きな声を出し、非常に存在感があったということが獲得にあたって推薦理由の1つだそうです。確かにスタンドにもそれらしき声が聞こえてきます。しかし、ただの元気なだけの選手ではありません。非力なマルチプレーヤーが多い第2ニ軍にあって、特異な長距離砲として存在感をアピールしているのです。気持ちのいいほどのプルヒッターで、外角の球なら高低関係なくセンターから左方向に引っ張ってヒットを狙います。しかも、外角なら変化球にも強く、崩されても三遊間に運んでヒットにしたりしています。ある意味で同じプルヒッターの坂本に通じるものがこの土井にはあると思います。この試合でも真ん中低めの半速球を豪快に左中間スタンドに運んでいました。当初、オリックスを解雇された選手なので元気なだけで、大したことないだろうと思っていたのは大間違いでした。まだ内角のヒットを見たことがないので、おそらく弱点はそこにあるような気がしますが、意外な掘り出し物のような気がします。がっしりとした体格はこの飛ばない統一球の時代で頼もしく感じます。














今まで右のパワーヒッターを数多く見てきましたが、山本将も梅田も下山も共通して外角のスライダーに対応できずプロとして道を諦めざるを得ませんでした。その点、変化球に強い土井はまだまだ可能性があると思います。同じ捕手出身として将来は和田になるか、昨年引退した小田嶋になるか、土井の今後が楽しみです。














仲澤は猛打賞、しかし、印象が薄い選手です。何が特長を聞かれても全てが中途半端でどう答えていいか分かりません。ルーキー時は内野ならどこでも守れる中距離砲といった印象を受けましたが、年々小じんまりとしてきた感じです。これではなかなか第2から抜け出すことは容易ではないと思います。何か1つでもいいから抜きん出たものをアピールした方がいいと思う。しかし、足は並、守備も並の仲澤がアピールできるとすれば、打撃しかないと思う。しかも大きいのが打てることを前面に出してアピールした方がいいと思う。支配下選手なのに第2にいるということは今オフの整理対象だということをよくよく自覚して欲しい。














丸毛は月刊ジャイアンツの7月号で選手紹介がされていましたが、元々足が自慢だと自分では話しています。それに比べ打撃はまだまだこれから頑張りたいとのこと。しかし、私が見て来た限り、打撃の方が目立っており、俊足揃いの第2の選手の中では足の速さはあまり目立っていない気がします。この試合ではマルチヒットを放ちましたが、いずれも外角の変化球を巧打で右方向へ打ち返したものです。打撃にやわらかさを感じます。また盗塁も2つ決めました。自信のあるという足の方でもアピールしています。今年は無理でも来年以降の支配下入りを多いにアピールしている感じですが、この丸毛、出身は大阪桐蔭高とのこと。あのTの1つ下の後輩なのだとか・・アピールついでにモタモタしている先輩のお尻を叩いて欲しいと思います。
「先輩、自分が代わりに支配下選手になりますよ!」

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次の土曜日の大宮の試合に行けたら行ってきます。雨なら日曜日。久々のイースタンが楽しみです!

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