大人になった宮本武文の投球
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舎人
2011年06月22日 02:37 visibility2400
試合経過
日曜日の試合で最終回に登板した宮本の投球を紹介します。入団してから2年間はパッとせず、ドラフト2位の入団であるにもかかわらず作オフに支配下に落とされてしまった高卒3年目のサウスポーです。今までやんちゃだとか落ち着きがないなどと言われ、韓国からやってきたコーチに嘆かれたこともありました。それが今年になりプロとしての自覚が生まれたのか、非常に期待の持てる投球をしています。大人になったのでしょう。6月7日には先発を任され、イースタンでプロ初勝利も挙げています。一躍注目株になってきました。
宮本は肩甲骨周りの稼働域の広さを感じ、球持ちが良く、球が後れて出てくる感じです。MAXは140キロを少し超える位ですが、体感としては+5キロ球速を感じるのではないかと思います。球速も年々アップしており、昨年よりも+2〜3キロの球速表示をしています。もう少し体幹が鍛えられればさらに球威は増し、常時140キロ以上の球速が出せるようになると思います。140キロ前半のストレートでも球持ちが良いため、球威は申し分無いでしょう。課題はコントロールで、まだまだアバウトです。ストレートはそんなに暴れませんが、チェンジアップは高めに浮くのが目立ちます。
宮本は言わば不登校だった生徒がようやくきっかけを掴み、前を向いて歩き始めた様なものです。これからしっかり体を鍛え、コントロールを磨き、球種を増やしていくことが必要です。しかし、宮本は好投して結果が出れば出るほど加速度的に成長を遂げていくタイプの投手のような気がします。コーチの指示する所を信じ、迷う事なく先に進んで行って欲しい。今シーズン内の支配下再登録は無理でも、早ければ来シーズンの春のキャンプ中に再登録の話が出るかもしれません。自信を付けた宮本にはそんなことを感じます。今後の宮本の成長に注目です。
宮本武文 2011年6月19日 ←New
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