若手に対する扱いの酷さから来る観戦意欲の低下 (ｰﾍー;)・明暗の別れたグライシンガーと越智の投球 8月25日イースタンリーグ 巨人対横浜戦のレポと動画アップ

ここ数日の橋本や中井の昇降格について、おそらく昇格してもほとんど使われることなく落とされるだろうと覚悟していたのですが、実際に中井のように1打席も立つことなく落とされるのを見ると、なんだかやるせない気持ちから試合を見る気が失せてしまいます。一軍は相変わらず勝ったり負けたりですが、そういった勝敗もどうでもよくなってしまいます。これではファンとして頑張っている選手たちに申し訳ないと思うのですが、どうにも気持ちを納得させられません。

こんな気持ちは長嶋さんの時代にはままあったことで、そのたびに私はイースタンの試合を見に行っていました。あるかないか分からないチャンスをもらうために必死になっている彼らの姿を見て、やはりファンを止めてはいけないと思ったものでした。

このような起用方針や育成のあり方について話し始まると止めどもないので次回以降にしますが、巨人の監督が長嶋さんから原監督に変わっても同じようにファーム軽視を繰り返していることだけは間違いないと思います。

さて、木曜日の試合はたいして話す内容も無く、レポなんかしなくていいのですが、投手についてだけ。先発のグライシンガーはまだまだ本調子ではありません。テンポが悪く、制球も良くないです。ファームの打者相手に何を恐れたのか、ストレートの四球を2度も与えています。しかも、一回と五回のそれぞれ先頭バッターにです。打者ではなく自分のコンセントレーションとの勝負のようでした。13日に見た時は途中から試合が壊れ、グライシンガーがどのように試合に入って行くかが分かりませんでしたが、この試合、相変わらず気持ちが散漫な感じで、試合に集中しているようには見えませんでした。こっちにまでイライラが伝染してしまいそうな投球です。五回3失点ですが、被安打7、これでは昇格させても先発では使えないと思います。

これが一時的な不調なのか？それとも年齢から来るファフォーマンスの低下なのか？おそらく両方だと思いますが、これなら小山や笠原といった若手にチャンスを与えた方がましではないかと思います。今季限りの可能性が大です。

それに対し、越智は素晴らしい投球をしていました。17日の試合では土井に一発を浴びていましたが、これは相手を舐めていたような感じで、その後三者連続三振に打ち取っていました。この日も打者5人をパーフェクト！2奪三振です。しかも、春先からなかなか球威が上がらないと指摘されていましたが、ここにきて球威が戻ってきている気がします。この日の最速は149キロでしたが、ストレートは全て145キロ以上、平均で147キロに達していました。しかも、フォークのキレも抜群に良く、誰の目から見てもファームにいる投手には見えなかったでしょうし、格の違いをあからさまに見せつけられた思いでした。

私は越智という投手はあまり好きではなく、試合の流れどころかペナントレースの流れを変えてしまうほどの大ポカを時々やらかしてしまう危うさを感じています。しかし、少なくともロメロよりもはるかに安心して見ていられると思いますし、昇格してからまだ登板はありませんが、懸案課題だった七回を任せてもいいと思います。昇格前の野間口よりも上だと思います。六回野間口、七回越智、八回山口、九回久保といった継投を今後期待できるのではないでしょうか。

若手を語る上ではあまり見所のない試合でした。動画は大田のマルチヒットのみです。初回の内野安打はヘッドスライディングで一塁に突っ込んだもの。気合いが入っています。なかなか本塁打は出ませんが、毎試合のようにフェンス手前のフライは打っています。これが昨年ならば本塁打になっていたのでしょう。おそらく少しの工夫で本塁打は出るようになるのではないかと私は思います。それに連れて打率も上がってくることでしょう。

大田泰示 マルチヒット！2011年8月25日　←New