田中大二郎の本塁打&勝ち越しツーベース! 9月10日イースタンリーグ 横浜対巨人戦のレポと動画アップ

  • 舎人
    2011年09月12日 05:51 visibility820





































試合経過

土曜日は秋晴れの中、横須賀スタジアムまで今年最期のイースタン横浜戦を観に行ってきました。シーレックスはなくなっても相変わらずファームを盛り上げようという熱意がここからは伝わってきます。おそらくファームに賭ける熱意という点では横浜が一番、次いで日本ハムといった順番ではないかと思います。巨人は3位でしょう。楽天の本拠地で観戦したことはないので何とも言えませんが、後はヤクルトも西武もロッテもファームの試合を興業とは捉えていません。あまりにも球団によって違うファームの在り方に、今さらながら戸惑いを覚えてしまいます。ファーム球団だけで独立採算は無理なのだろうか?しかし、独立リーグの頑張りを見ていると、十分にやっていける余地は残されていると私は思ってしまうのですが・・。

さて、この試合の巨人の先発は星野でした。星野は8月26日に一軍昇格したものの、9月5日は登録抹消になっています。この間に登板したのは9月3日のヤクルト戦だけ。この試合で中継ぎとして2回を投げ、被安打3、失点2とやや不本意な結果だったため、ファームに落とされたのです。しかし、これは先発して三回途中で早々とノックアウトされた東野の後を受けてのもの。ほとんど準備ができていない状態で緊急登板したもので、少し可哀想な面のある登板でした。
今年何度となく星野の投球を見てきますが、ファームだと本当に素晴らしい投球をします。制球に難があると言われていますが、ファームではストライクゾーンの四隅にビシビシとストレートも変化球も決めています。この日は初回に一死から四球を与え次のバッターを併殺に打ち取り無失点だったものの、二回の先頭バッターにヒットを許してしまいます。しかし、そこからは徐々に調子を上げ始め、打者16人をファーフェクト!六回まで投げたのですが、三回以降は付け入る隙のない投球をしていました。なんだかここで投げているのがもったいないくらいです。もちろん、ファームだからできた投球かもしれません。しかし、先発としてローテーションの谷間を試すには十分すぎる投球でした。リリーフではない先発の星野を一軍で観てみたいと思います。






































打者では隠善と田中が目立っていました。
隠善は現在、二軍で最も結果を残している選手です。打率.329はイースタンリーグの打撃成績4位で、この先首位打者を狙える位置に付けています。先日の日記で紹介しましたが、7割の力で打つ“脱力打法”に取組んでいるのだとか。何とかして一軍に昇格させてあげて欲しいと思ってしまうのですが、現在一軍は詰った状態。上げるとすれば橋本が下がる時でしょう。それは悲しいですし、何とかならないものかと思ってしまいます。本当なら谷と大村は一軍に置くのどちらか1人でいいと思ってしまいます。






































田中は一時追加点となる本塁打と延長十一回決勝打となるライト線二塁打を放ちました。本塁打はライトからレフトに流されて行く甲子園の浜風のような強風にアシストされたものでしたが、見事な本塁打でした。逆方向へも強い打球を打てる大二郎の面目躍如でした。ライト線の二塁打も往年の吉村を彷彿させる鋭い当たりのもの。隠善同様一軍で観てみたいと思わせる打撃でした。

最期に大田について。先日の報知新聞に大田の打撃改造について載っていました。なんでも体重移動を意識したものにチェンジしているとのこと。交流戦の頃にやっていた低重心打法から少し重心を上げて振り抜く打法へ転換し、飛距離アップを目指すのだとか。しかし、この日見ただけでは、私にはよく分かりませんでした。相変わらずボールを追いかけるような不安定な打撃をしています。中にはバットとボールが20センチ以上離れている空振りもありました。この日は十一回に放ったライト前ヒットのみ。しかし日曜日の試合では五か月ぶりの本塁打を放ったそうです。徐々に結果が出てきたのかもしれません。今度の火曜日水曜日にファーム中継がG+であるので、このあたり詳しい方に意見を聞いてみたい気がします。

2軍なう フォーム修正  大田2日連続志願特打(報知新聞2011年9月7日紙面) 
巨人の大田泰示内野手が、飛距離アップへフォームの修正に取り組んでいる。休養日を返上して志願練習を行った5日に続き、6日も特打を行うなど、高い意欲を見せた。 
午前9時半開始の2軍練習が終わっても、大田は松本と2人で午後4時までバットを振りまくった。「体を生かした打ち方をしたい」。5、6月に1軍の交流戦に出場していた頃は、球を見極めるため腰を落として重心を低くしたフォームだった。だが、思うように飛距離が伸びず、今季2軍戦での本塁打は、89試合で2本止まり。101試合で21発放った昨季から激減した。そこで、重心を少し上げて体重移動をしながら振り抜く打法へ微調整。「両方のいいところを取り入れるような感じで」。この日の特打では、188センチ、91キロの恵まれた体を生かしパワフルな打球を連発。「いつ1軍に呼ばれてもいいように準備だけはしておきたい」と気を吐いた。 

動画は3本、大田のものはビデオの位置がずれていることに気が付かず、少し見辛いものになっています。ご容赦ください。

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