大田の超特大レフトオーバー本塁打!今シーズン大田はどのような打撃の変化をたどったのか?
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舎人
2011年09月20日 02:32 visibility728
試合経過
土日の試合のことをまとめている最中ですが、先行して大田の本塁打について話したいと思います。日曜日の試合の第ニ打席でした。1点ビハインドの四回裏に先頭バッターとして打席に入ると、レフトオーバーの同点本塁打を放ったのでした。やや外寄りの118キロ、カーブかスライダーのような変化球でした。推定飛距離は125〜130メートルの超特大の本塁打で、東京ドームでもスタンドの中段以上に届いたでしょう。
大田泰示 レフトオーバー本塁打!2011年9月18日 ←New
大田は今月に入り、打撃改造の話が出てからこれで本塁打は2本目、先週の横浜戦に続いての本塁打です。具体的にどのような打撃フォームが変わったのかを注目していたのですが、バックネット裏からではかなりよく観察しないと分からないものだったものの、先日13日のG+の放送でセンターカメラから見てなるほどと思いました。BANBABANさんが指摘をしている通り、27日の放送の時と比べると、立ち居が明らかに変わっています。背筋が伸び、ごく自然体で構えていることが分かります。
(左)9月13日ヤクルト戦 (右)8月27日ロッテ戦
このG+で打撃を確認してから今シーズンの大田の打撃を振り返ってみることにしました。すると大田は5月に一軍に昇格する前後が最も重心を低くすることを顕著に行っていたようで、その後、構えたバットの位置を変えたり、ステップの取り方を微妙に変えたりするように、頑に低重心打法に拘っていた訳ではなく、色々と試行錯誤してきたことが分かります。今回の「低重心打法」から、「重心を上に上げて体重移動を意識しながら振り抜く」という打撃改造とは、そんな試行錯誤の中の比較的大きな試みだったのだろうと思います。
大田泰示 打撃フォームの変化 2011年 ←New
この打法で完成ではないでしょう。動画の中の17日の打撃を見れば分かる通り、今度は体重移動が早過ぎて、インパクトの時、軸足が浮いてしまっています。おそらく、大田の試行錯誤は今後も続くことでしょう。
ともあれ、大田に大きいのが出るようになったことは喜ばしい限りで、一歩前進だと考えたいと思います。終盤に向けて一軍再昇格を狙って欲しいと思います。
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