イースタン屈指のパワーピッチャー木村文紀の投球
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舎人
2011年09月23日 21:15 visibility1021
試合経過
先週の試合で話そうと思った最後のこと、18日の試合で西武の2番手として登板した木村の投球です。木村は斎藤佑樹や坂本、田中将などと同じ黄金世代の一人で今年5年目の投手です。以前からその素晴らしい球威には驚かされていましたが、今年さらにその球威に磨きがかかった気がします。最速は151キロ、しかも全てのストレートが146キロ以上、平均で148〜149キロという圧倒的な内容でした。木村は間違いなく今年私がジャイアンツ球場で見た最も速い投手です。
かつて球団代表の清武さんが著書「こんな言葉で叱られたい」の中で、木村のことを取り上げていたことを思い出しました。今年先発まで任せられるようになった小野と同タイプの剛球投手として木村の名前が取り上げられていたのです。
(前略)
小野と同じタイプの剛球投手について、同じ主旨のことを報告してきたものがある。トレードを担当する巨人軍編成調査室の木樽正明である。元ロッテのエースで、ロッテの二軍監督を務めたことがある。彼は、2009年8月9日の、ロッテ浦和球場でイースタン・リーグ「ロッテ対西武」戦を見て、<ストライクを取りに行かないところが期待できる>と書いてきた。
<西武の先発は三年目、ドラフト1位の木村文和(埼玉栄高)です。今日まで1勝10敗、防御率は六点台です。全く先が見えないように感じますが、しかし、三振奪取率はイースタン・リーグトップです。若いときの村田兆治を見る思いです。球威は素晴らしく、制球はない、そんな投手ですが、我慢して使っている育成方法は間違っていないと思います。何と言っても期待出来るのが、決してストライクを取りに行かないところです。それが良いのです。ちなみにMAXは149キロでした。この手の選手には、他の選手以上の我慢が必要なのです。数年先には出てくることでしょう>
(以下略)
7月31日のオリックス戦で木村はついに一軍初勝利を挙げました。木樽さんの予言通り、ついに出てきたのです。これはもうイースタン屈指ではなく日本屈指のパワーピッチャーに名乗りを挙げつつあるのかもしれません。そんな魅力たっぷりの剛球投手に他球団のファンながら注目してしまいます。
木村文紀 2011年9月18日 ←New
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