
苗場山(非野球)
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舎人
2011年10月09日 01:52 visibility283
私は春夏秋と年に3回、山登りをしているのですが、最近、秋の山行は八ヶ岳周辺が多かったので、今回は別の場所にしようと思っていました。しかし、ここのところ仕事関係で環境が変わり、あまり遠くは億劫に感じてしまいます。そこで比較的近い上越の山々のどこかに行こうと決めました。場所は苗場山、深田久弥の選んだ日本100名山に選ばれている名山です。
私はこの100名山を60以上登っていますが、近いのに何故かこの苗場山は登らずにいました。周りの谷川岳や巻機山、越後駒は何度となく登っているのに、いつでも登れるからと残していた感じです。若い頃は登攀や沢登りが面白かったので、苗場山のような穏やかな山は爺になったら行こうと思っていたのでした。それが私も四十代半ばになり、いよいよ行くのに相応しくなった感じです。
私が利用したのは山の西側の小赤沢から山頂に向かうルートです。高低差が少なく、コースタイムも6時間程度と日帰りも可能と考えたからでした。新潟県の津南町から国道405号を長野県側に走らせると長野県栄村にある秋山郷という秘境のような集落に至ります。そこから林道を20分ほど走らせると車が30台以上留めてある駐車場に到着します。ここが入山口で、3合目にあたるとのことでした。
ブナやナラの落葉樹のジメジメしたぬかるんだ道を進みます。少し紅葉には早い感じですが、それでも木々の葉っぱが黄色く色づいてきていました。
それにしても泥だらけの登山道です。スボンのすそがすっかり汚れてしまい。スパッツを持ってくるべきだったなと後悔しながら2時間ほど坂を上り高度を上げていきます。
徐々に空が広がってきます。すると、突然視界が広がりました。地塘(湿原の池)が点在する平原でした。見渡す限り広がっています。この苗場山はいわゆるテーブルマウンテンで、山頂付近がかなり広大な湿原になっているのです。
ここから先は木道の上を歩きます。尾瀬のような感じです。しかし、違うのは盆地状の地形の尾瀬とは違ってここは美ヶ原のような台地状の景観です。草原と地塘の向こうに西上州の連山が広がっている光景は、何十年も山登りをしている私にも新鮮なものがありました。
木道をゆっくり歩いて45分、苗場山の山頂に着きました。しかし、顕著なピークがないために、ここは展望が利きません。ピークハントの証拠写真だけ撮って見晴らしの良い場所に移動して昼食にしました。微風快晴の下の素晴らしい山行でした。
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