
豪快にして繊細!打撃好調の中井を原監督は一刻も早く一軍に抜擢すべき! 3月30日イースタンリーグ 巨人対日本ハム戦のレポと動画アップ
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舎人
2012年03月31日 20:36 visibility494
いよいよ一軍も開幕し、本格的なプロ野球シーズンが始まりました。これから毎日のようにまた、勝った負けたと一喜一憂する楽しい日々が始ります。しかし、原巨人は開幕2連敗とヤクルトを相手に昨年の苦手意識を引きずったままのスタートとなりました。内海澤村と先発陣が今ひとつでしたし、久保、山口、越智とリリーフ陣も踏ん張りきれませんでしたが、おそらく、この連敗は投手陣が原因はないでしょう。今日は3得点こそありましたが、明らかに打線における自信の無さがチームに焦りを生んでいるように感じます。どうも打線にメリハリがなく、中軸がどこなのか分からない感じですし、機動力も使えず、ただ漫然と打っているだけの状態です。また、今の巨人打線には若さと元気さがなく、上昇力を感じません。なんだか訳知り顔のベテランたちが「こういった時もあるさ」と観念論でプレーしているように思えるのは私だけでしょうか?
1つ勝てばチームも落ち着いてくることでしょう。しかし、そのためには早くきっかけが欲しく感じます。どこかで打線を入れ替えるとかのテコ入れが必要だと思いますが、アホっぽくても元気キャラの隠善や、強烈な上昇力を持っている松本などを左対左でも起用したらどうかと思います。また、若手の幼児性も沈滞したムードには効果があると思います。花火を大人だけでやっていても楽しくないものの、その大人たちの中に子どもが1人でも入ることで、場の雰囲気が和み、みんなが楽しくなるものです。同じ打てないのなら大田と藤村の1、2番とかファームから元気のいい若手を上げて抜擢したらどうかと思ってしまいます。
試合経過
さて、昨日のイースタンの試合ですが、風が強かったものの暖かく、まずまずの観戦日よりでした。試合経過は日本ハムの守備力の低さに救われた感じで勝利しましたが、課題の打線が一軍同様今ひとつです。その中で際立って光っていたのは中井の打撃の充実ぶりでした。なんだかここにきて自分の打撃を体得した感じです。この日は2安打でしたが、最初のヒットは第2打席でした。満塁の場面で多田野の初球内角ストレートを思い切り振り抜いたものの、打球は惜しくもレフト線の外側、しかし、2ストライクと追い込まれると、今度は外角のストレートを押っつけて一二塁間に流してタイムリーを放ったのです。なかなかのバットコントロールでした。もう1つのヒットは榊原の外角ストレートを豪快に振り抜き、センターオーバーのフェンス手前まで飛ばしたもの。このヒット2つは豪快さと繊細さのそれぞれ対照的な内容のヒットです。バットの出方が良くなり、このような状況に応じたバッティングができるようになったということに中井の成長が伺えます。一軍に昇格させる準備はすでに整っています。ぜひともチームに活力を与える意味でも抜擢するべきだと思います。セカンドの守備も上手いとは言えないものの問題になるほどではないと思います。とりあえずセカンドで機会を伺い、将来的には村田にはファーストに入ってもらって、中井がサードのレギュラーに定着することが私の描くチームの将来像です。
2年目の和田がショートで出場していました。昨年の当初はスイッチヒッターに挑戦していましたが、今年は完全に右バッターとしてやっていくようです。この日はヒット1本とショートの守備でファインプレーが1つありました。球際に強くなり、全ての面で成長を感じます。しかし、打撃も守備も走塁もなんだかそこそこ変な風にバランスが取れていることにやや物足りなさを感じます。もっと突出した何かがあればいいのにと思います。最初からマルチプレーヤーを目指しているとなどと言っていましたが、それはそれで特長だと思うもものの、まだ19歳、あまり自分を決めつけず、もっと欲を出してセカンドでもサードでもレギュラーを目指してみたらどうかと思ってしまいます。
橋本がヒット1本と盗塁1つ。しかし、このヒットは軽く合わせただけのもので本来の打撃ではない気がします。それと少し気になったのが八回のライトの守備での返球に勢いがなかったことです。あの強肩を誇示するような矢のような返球ではなく、最初からセカンドの中継に勢いのない返球をしていたのですが、どうも背筋痛が完治していないのではないかと勘ぐってしまいます。何ともなければいいのですが、なんだか元気がない気がして心配です。
次に投手についてですが、先発の金刃は立ち上がり球が高く浮き、テンポも悪く、あまり調子が良くなさそうに見えましたが、甘い球を日本ハム打線が打ち損じをしているうちに尻上がりに調子を上げ、終わってみれば六回を散発の5安打1四球といった、まずまずの内容で投げ終えました。制球は悪くなかったものの、全体的に球が高かった感じです。ストレートのキレはごく普通、それに対しスライダーのキレは良かった感じです。球威は初回こそ140キロオーバーを連発していましたが、二回以降は140キロ越えがほとんどなく、少し寂しい感じでした。制球も変化球も絶対的なものがない投手だけに、一軍へ再昇格するためには球威で後5キロ戻ってこないと厳しいと思いました。
三番手で登板したのは星野についてですが、2月の頃からずいぶん調子を落としてしまった気がします。一にも二にも制球が甘いことに問題がつきる投手です。左サイドから実に打ち辛そうなストレートが、楽に140キロを超えて来ますが、これがことごとく真ん中付近に集まります。もう少し適当に荒れていた方がいいと思えました。実力不足ではないと思うので、何らかの工夫次第で一皮も二皮も剥ける投手だと思います。
何年か振りでジャイアンツのユニフォームを着た真田を見ました。プロ入り後、この投手にはどれだけ夢を見させてもらったか分かりません。何とも言えない感慨があります。ベテランらしい安定感のある投球でした、「おかえり〜!」という声がスタンドのあちこちから起こりました。私も同じ思いになりました。
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二番手で登板した辻内については動画の編集が終わり次第アップするので、その時に話しますのでお待ちください。
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