宮國初完投初完封! 平成24年5月1日対広島戦 宮國登板結果

  • 舎人
    2012年05月02日 00:49 visibility1167

宮國が一軍の舞台で東京ドーム初登板を果たしました。しかも、なんと広島打線を相手に初完投初完封という最高の結果だったのです!初回、先頭バッターの梵にヒットを打たれ、四回で降板した前回のヤクルト戦に続いての不調かと思いましたが、後続を打ち取ると二回以降は広島打線に狙い球を最後まで絞らせない素晴らしい投球を繰り広げたのです。解説の江川さんが話していた通り、ストレートにキレがなく、調子は決して良くなかったようです。心なしか投げ終わった後に、いつも以上にファースト方向に体勢が流れていた気がしました。しかし、ストレートがイマイチならば、スライダー、フォーク、カーブと質の高い変化球を組み合わせることで投球を組み立てていた感じでした。解説の江川さん山本浩二さんともに、宮國は一通りの変化球を投げられるものの、その全ての変化球が標準以上なのだそうです。このあたりの解説を聞いていると、小谷前コーチの話を思い出しました。


 


宮國に対して高まる期待、膨らむ不安(平成24年2月18日 日記)


http://labola.jp/diary/14686245


 


球速は平均にすれば139キロほどだったと思います。打球に反応したと思われるものを除くとMAXは144キロ、しかし、これは最終回のもので、力んで高めに浮いたストレートです。それよりも140キロ前後の制御されたストレートの方がよほど打者には速く感じたかもしれません。山本さんは表示は大したことのないストレートに打者がことごとく詰まらされていることに感嘆していました。宮國には球速表示などほとんど意味がないのでしょう。


 


それにしても宮國がいよいよ本格化したことで巨人の先発ローテーションの顔ぶれは非常に多種多彩な頼もしいものになりました。杉内・内海・澤村・宮國・ホールトンと続く先発陣は全員がエース級の働きを期待でき、途切れることなく連勝が可能なレベルの顔ぶれだと思います。打線がかみ合えばあっという間に借金を返済し、上位を狙えるところまで浮上するでしょう。


 


宮國はこれで2勝目、おまけにプロ初ヒット初打点も記録しました。若手の活躍はチームに勢いと活力を生み出します。おそらく、このまま交流戦の先発ローテーションにも残るでしょう。中継ぎなどで変な使い方をされるよりもよほどマシだと思うので、何とかこのままの起用方法を続けてもらって欲しいと思います。まだどこかで壊れないかとハラハラしている自分がいますが、このまま夢の続きをシーズン終了まで見せてくれたらと思います。


 


一回表
梵:カウント1-0からレフト前ヒット(???キロB、真ん中147キロ)
東出:初球ファースト犠打(真ん中132キロ)
一死一塁
松山:カウント1-0からセンターフライ(139キロB、低め122キロ)
ニック:見逃し三球三振(122キロS、141キロF、内角126キロ)
梵残塁、一回表終了

二回表
廣瀬:フルカウントからフェンス手前の大きなレフトフライ(104キロB、122キロS、105キロB、135キロS、122キロB、内角122キロ)
丸:初球レフトフライ(外角139キロ)
堂林:空振り三球三振(138キロS、132キロSw、アウトロー132キロ)
三者凡退、二回表終了

三回表
白濱:フルカウントから空振り三振(132キロF、124キロB、???キロF、136キロB、141キロB、アウトロー124キロ)
篠田:空振り三球三振カウント-から(136キロS、133キロSw、真ん中133キロフォーク)
梵:カウント1-0からライトフライ(134キロB、内角134キロ)
三者凡退、三回表終了

四回表
東出:初球ファーストゴロ(外角???キロ)
松山:カウント0-1からセカンドゴロ(???キロS、低め130キロ)
ニック:フルカウントから(141キロS、138キロB、121キロB、137キロS、121キロS、真ん中142キロ)
三者凡退、四回表終了

五回表
廣瀬:カウント2-1から右の手首に死球(???キロB、???キロB、133キロS、129キロ)
丸:カウント1-2からセンターフライ(120キロS、134キロB、105キロSw、低め127キロ)
堂林:カウント2-2からセカンドゴロ併殺打(104キロB、131キロF、133キロB、111キロSw、外角157キロ)
五回表終了

六回表
白濱:カウント2-2からショートゴロ(103キロB、140キロF、138キロS、138キロB、外角123キロ)
代打岩本:空振り三球三振(131キロS、128キロS、低め???キロフォーク)
梵:フルカウントからショートゴロ(???キロB、123キロS、130キロB、138キロB、???キロF、107キロB、外角123キロ)
三者凡退、六回表終了




七回表
東出:カウント1-2からセカンドゴロ(104キロB、129キロS、132キロF、内角138キロ)
松山:カウント1-0からセカンドゴロ(132キロB、真ん中133キロ)
ニック:カウント0-2からレフト線二塁打(103キロS、105キロS、アウトロー128キロ)
廣瀬:初球サードゴロ(外角120キロ)
ニック残塁、七回表終了

八回表
丸:カウント2-2からセカンドゴロ(???キロB、???キロSw、107キロB、136キロF、外角107キロ)
堂林:初球ショートゴロ(外角131キロ)
会沢:カウント2-1からサードゴロ(122キロB、121キロB、???キロF、133キロ)
三者凡退、八回表終了

九回表
木村:カウント0-1からファーストゴロ(???キロS、真ん中128キロ)
梵:カウント2-2から(123キロB、138キロS、121キロF、138キロB、128キロB、真ん中???キロストレート)
東出:フルカウントからセンター前ヒット(131キロS、138キロS、140キロB、144キロB、133キロB、外角123キロ)
松山:カウント2-1から(129キロB、127キロB、132キロS、真ん中125キロ)
東出残塁、試合終了、5対0で巨人の勝利!
勝ち投手宮國、負け投手篠田

 


※球速は表示があったもの 斜字 は打球に反応したと思われるもの

 


登板結果

9イニング 球数104球 奪三振7 被安打3 与死球1 失点0 MAX144キロ

 

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