
平成27年5月29日(金) イースタンリーグ巨人対日本ハム(ジャイアンツ球場)
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舎人
2015年05月30日 04:39 visibility501
G+視聴
今日はG+の録画を観戦したいと思います。球場での観戦に比べるとテレビの前の観戦というのは、伝わって来ることが半分以下のような気がしています。まず球場の空気が分かりませんし、距離感が分かりません。いったい今のプレーは全体の中でどんなプレーだったのか?そういったことが中継では、なかなか分からないのです。だから出来れば球場で観戦した方がいい。でも解説付きで試合を見ることは非常に勉強になります。そして何より楽なのです。しかも、録画となるといつでも再生を止めて見ることが出来る。だらだらしていたら早送りすることも出来る。そして、負担が少ない分、思ったことを記録しておけたりもできます。こんな雨混じりの日にはうってつけです。
さて、録画を見始めて両チームのオーダーを見てみたのですが、日本ハムの若さが際立っていますね。大学生の年齢に当たる高卒ルーキーから4年目までの選手がスタメンの中に7人もいる!
岸里=高卒2年目、松本=高卒4年目、石川慎=高卒4年目、高濱=高卒ルーキー、森本=高卒4年目、太田=高卒ルーキー、清水=高卒ルーキー
それだけドラフトで高校生を指名しているということなのですが、それをきちんと育てて一軍に送っているようなのです。一軍では高卒ルーキーの浅間が早くもスタメンに抜擢されたりしていますが、それ以外にも日本ハムの選手は生え抜きの高卒の選手が実に多い。今日の一軍のスタメンも7人が高卒選手だったようです。それがイコール絶対的な編成で、そうしていれば、どこよりも強いチームを作ることになるとは思いませんが、コストをかけずにそこそこ強いチームを作れるという点や、何よりファンの喜びそうな魅力的な選手を輩出するという点など、非常に大きなメリットが考えられます。巨人も取り入れられることは取り入れて欲しいと思います。
同じように大学生の年齢の選手が巨人にも3人名前がありました。
辻=高卒3年目、和田恋=高卒2年目、高橋洸=高卒4年目
少ないって言えば少ないのかもしれませんが、セペダやフランシスコがいない分、これでもいつもよりマシなのです。ところで岡本はどこで何をしているのだ!?岡本1人ここに加わっているだけで、日ハムに見劣りしない気がするというのに・・
日本ハム
(8)岸里(7)松本(9)石川慎(D)ハーミッダ(3)北(5)高濱(6)森本(4)太田(2)清水(P)武田勝
巨人
(9)金城(8)松本哲(6)辻(3)和田恋(5)坂口(D)堂上(2)小林(4)大累(7)高橋洸(P)小山
一回表
岸里:カウント1-1からセカンドゴロ(F、B、低めストレート)
松本:カウント1-1からセンターフライ(B、130キロSw、内角143キロ)
石川:カウント2-1からセカンドゴロ(129キロB、143キロB、144キロF、外角143キロ)
三者凡退、一回表終了
小山は無難な立ち上がりです。コントロールが良く低めに球が集まっていました。
一回裏
金城:カウント2-2からセンター前ヒット(113キロB、128キロB、128キロS、114キロF、外角129キロ)
松本哲:カウント1-1からエンドランがかかりバスターのセカンドゴロ併殺打(124キロB、124キロS、122キロ)
辻:初球サードライナー(内角127キロ)
一回終了
松本はおあつらえ向きのセカンドゴロを打ち併殺打にしてしまいました。進塁打なのに二遊間に打ってしまった問題点を解説の吉村さんに指摘されていました。
二回表
ハーミッダ:カウント1-0からファーストゴロ(138キロB、外角136キロ)
北:カウント2-2からサードファールフライ(140キロB、117キロB、140キロSw、131キロSw、内角144キロ)
高濱:カウント2-1からセカンドゴロ(144キロB、143キロS、134キロB、外角133キロ)
三者凡退、二回表終了
小山はほとんど危なげない投球です。このまま格の違いを見せ付ける投球を続けて欲しいと思います。
二回裏
和田恋:カウント1-2からレフト前ヒット(115キロF、125キロB、114キロS、117キロF、アウトロー128キロ)
坂口:初球投ゴロ併殺打(外角129キロ)
堂上:カウント1-1からライトフライ(114キロB、115キロF、内角117キロ)
二回終了
和田は外角低めの難しい球をクリーンヒットしました。しかし、坂口が併殺!強引すぎました。堂上の当たりは調子が良い時ならスタンドインだったでしょう。紙一重ながらやや調子が落ち気味なのかと思います。
三回表
太田:カウント1-2から空振り三振(S、Sw、B、外角フォーク)
森本:カウント2-2からサードゴロ(146キロS、B、B、F、133キロF、146キロF、内角ストレート、坂口ナイスプレー!)
清水:空振り三球三振(146キロS、107キロS、真ん中131キロ)
三者凡退、三回表終了
相手が高校を卒業したばかりの選手ばかりなのもあるのでしょうが、小山と日ハム打線は大学生が高校生に投げているような印象です。それくらい見下ろした投球ができています。
三回裏
小林:カウント2-1から左中間三塁打(110キロS、116キロB、114キロB、外角128キロ)
大累:カウント2-1からショートフライ(114キロB、130キロB、113キロS、内角129キロ)
高橋洸:フルカウントからサードゴロ(116キロSw、127キロB、118キロF、118キロB、131キロB、低め119キロ)
金城:カウント2-2からセカンドゴロ(130キロB、114キロSw、124キロSw、132キロB、121キロF、外角120キロ)
小林残塁、三回表終了
ノーアウト三塁で得点できないとは何とも情けない!こういった場面では最初のバッターが大事なのでしょうが、大累は振り回してはいけない場面で打ち上げてしまってはいけません。そんなタイプのバッターではないだろうに。自分の身の程を知るべきです!
四回表
岸里:カウント1-1からレフトフライ(131キロSw、141キロB、内角142キロ)
松本:カウント1-1からセカンドフライ(144キロF、109キロB、内角144キロ)
石川:カウント3-1からサードゴロ(108キロB、109キロB、133キロB、142キロS、低め143キロ)
三者凡退、四回表終了
小山の好投が続きます。石川に対してカウントを悪くしましたが、この回もほとんど危なげ無しです!
四回裏
松本哲:カウント1-2からショートゴロ(127キロSw、114キロS、115キロB、内角123キロ)
辻:カウント1-2から空振り三振(112キロS、114キロS、114キロB、115キロF、115キロF、アウトロー119キロ)
和田恋:カウント0-1からライトライナー(128キロF、アウトロー116キロ)
三者凡退、四回終了
武田勝も格の違いを見せ付ける投球です。松本哲・辻は打てる気配なし。ただ、和田は凡退こそしましたが、この打席も低めの変化球を拾った内容のある打撃でした。解説の吉村さんも武田勝に対する攻めの姿勢がしっかりしているとほめていました。先週は最悪で途中交代やスタメン落ちもありましたが、少し状態が上がってきた感じです。
五回表
ハーミッダ:カウント3-1からライトフライ(140キロS、139キロB、103キロB、131キロB、外角139キロ)
北:カウント2-1からセンター前ヒット(139キロS、107キロB、143キロB、外角133キロ)
高濱:カウント2-0からショートゴロ平均打(128キロB、141キロB、低め133キロ)
五回表終了
小山は北に初ヒットを打たれました。ややストライクとボールがはっきりしてきた感じです。
ハーミッダにはフェンス手前数メートルの大きな当たりを打たれましたが、解説の吉村さんによると、これは外角にシュート回転の球を投げて芯を外す投球をしていたのだとか。左バッターに非常に有効な投球のようです。
五回裏
坂口:カウント0-1から投ゴロ(S、アウトロー125キロ)
堂上:カウント1-1からサードゴロ(128キロS、114キロB、115キロSw、内角118キロ)
小林:フルカウントからレフトフライ(114キロB、127キロB、127キロS、127キロB、126キロS、128キロF、外角変化球)
三者凡退、五回終了
武田勝のようなコントロールの良い投手ならば捕手はリードのしがいがあるでしょうが、今日球を受けている清水という捕手は昨年のドラフトでも騒がれていた通り、なかなか味のあるリードをしています。吉村さんも緩急の使い方が上手いとほめています。
六回表
太田:初球セカンドゴロ(真ん中内より140キロ)
森本:カウント1-2から空振り三振(140キロS、136キロB、F、低め128キロフォーク)
清水:初球センターフライ(外角138キロ)
三者あ凡退、六回表終了
わずか6球で終了です。両投手とも好投です。なんて早い試合進行でしょう。2時間足らずで終了する勢いです。
六回裏
大累:カウント2-2からセカンドエラー出塁(114キロB、113キロS、121キロB、124キロS、外角127キロ、森本が弾く)
高橋洸:初球捕ゴロ(外角122キロ)
一死二塁
金城:カウント0-1からセカンドゴロ進塁打(111キロS、外角122キロ)
二死三塁
松本哲:初球ショートゴロ(内角126キロ)
大累残塁、六回終了
高橋は初球で決めるナイスバントでした。しかし、この並びではせっかくのチャンスなのに全く点が入る気がしません。
七回表
岸里:カウント1-0からセンターフライ(128キロB、外角136キロ)
松本:初球サードゴロ(低め134キロ)
石川:カウント3-0から右中間先制本塁打(107キロB、130キロB、143キロB、外角143キロ)、0対1
ハーミッダ:カウント1-0からショートゴロ(132キロB、外角141キロ)
七回表終了
石川に対してカウントを悪くして小山が被弾です。しかし、石川の打った球は決して小山の失投ではなく、外角いっぱいのそれなりにコントロールされたものでした。打った石川が上だったと言えるでしょう。
雨がかなり強くなってきたようです。
七回裏、投手河野
辻:フルカウントから四球(136キロS、135キロB、137キロB、137キロB、138キロF、外角138キロ)
和田恋:カウント1-2から空振り三振(139キロF、136キロB、121キロSw、アウトロー123キロボール球)
坂口:カウント1-2から空振り三振(S、138キロB、131キロF、外角124キロ)
堂上:フルカウントからセンターフライ(119キロS、137キロB、121キロS、141キロF、138キロF、122キロB、121キロF、121キロF、140キロB、低め121キロ)
辻残塁、七回終了
この試合で巨人が先頭バッターを出すのは4度目ですが、ことごとく得点につながりません。セペダ・フランシスコがいないと迫力不足の打線なのですが、工夫も足りない気がするなぁ。
八回表
北:初球セカンドエラー出塁(外角ストレート、大累がゴロを弾く)
高濱:カウント1-1から捕ゴロ犠打失敗(B、S、高めストレート)
太田:初球投ゴロ併殺打(外角ストレート)
八回表終了
相手のミスを得点につなげられないあたりは日ハムの高卒ルーキーたちの若さを見た気がします。
八回裏、投手斎藤佑
小林:カウント1-0からファーストファールフライ(B、外角140キロ)
大累:カウント1-2からセカンドゴロ(144キロB、139キロS、128キロS、外角133キロ)
高橋洸:カウント2-2からセカンドゴロ(132キロSw、116キロS、138キロB、141キロB、低め141キロ)
三者凡退、八回終了
斎藤佑は意外にも球が速く、キレも感じる投球でした。
それにしても今日の巨人打線は誰が出てきても打てる気がしません。
九回表
森本:カウント2-1からレフトオーバー二塁打(140キロSw、135キロB、127キロB、高め139キロ、高橋洸目測を誤る)
清水:カウント1-2からライト前タイムリーヒット(138キロB、133キロS、138キロF、126キロF、インロー133キロ)、0対2
→金城が後逸し清水はセカンドへ
無死二塁
岸里:カウント2-1から投ゴロ犠打失敗(129キロS、133キロB、138キロB、高め137キロ)
一死一塁
松本:カウント0-1からショートゴロ併殺打(129キロS、外角141キロ)
九回表終了
雨の影響が守りに災いとなりました。高橋は目測を誤りましたが、雨で見辛い環境を考慮してあげて欲しいところですし、金城の後逸も濡れたグラウンドということがあったと思います。
一方の日ハムですが、どうも攻撃がチグハグですね。もう何点か取っていてもおかしくないはずです。チームで攻撃して行く際の選手個々のレベルがまだ低い感じ。しかし、各打者は魅力的です。特に清水はリードもさることながら、小山のインローの変化球をミートしてライト前に落としていました。 打つ方もセンスがありますね。
九回裏、瀬川
金城:カウント3-1から四球(B、S、B、B、内角ストレート)
松本哲:カウント2-2からセカンドゴロ(B、S、B、134キロF、外角123キロ)→ランナー入れ替わる
辻:カウント1-2からセカンドゴロ(106キロB、139キロS、139キロF、142キロB、123キロF、高め115キロ)→ランナー入れ替わる
和田恋:カウント1-2から投ゴロ(142キロSw、144キロS、144キロF、141キロB、132キロF、145キロF、外角136キロ)
辻残塁、試合終了、0対2で日本ハムの勝利
勝ち投手武田勝、セーブ瀬川、負け投手小山
最終回も先頭バッターを出しながら無得点で試合終了です。これでイースタン巨人は6連敗だそうです。なんだか昨年の夏場の貧打で連敗を続けている頃を思い出しました。まぁ、5連勝の後の6連敗ですからそんなに深刻ではないのかもしれません。しかし、ベテランの調整の場所に使われていたことで、そのベテランの出場や調子次第で勝ったり負けたりするようになってしまった気がします。
総括ですが、完投の小山は負け投手にこそなりましたが、格の違いを見せつける堂々とした投球だったともいます。ストレートの球威、フォークのキレ、カーブの緩急、どれをとっても二軍にいる投手ではありませんでした。昨年6勝も挙げている投手なのですから、当然といえば当然です。いつでも一軍に呼ばれても大丈夫ではないかと思います。
打線は3安打しか打っていないのですから何とも寂しいものでした。しかも、金城と小林は一時的に二軍にいる選手でしょうから、若手でアピールできたのは和田だけです。チームで決めたであろう武田勝の攻略方法を、忠実に従っていた感じでした。先週の悪い状態から少しずつ戻って来た感があります。その他で気付いたことは坂口のサード守備が意外に安定していたくらいでしょうか。
日本ハム打線の若さは魅力的でした。しかし、まだまだ素材が集まっただけで、試合の中で自分がどういう役割なのかが分かっていなかったり、分かっていても実践できない未熟な選手が多い印象でした。しかし、そういった選手を鍛えて、ある者は総合力を伸ばしレギュラーに、またある者は一芸を磨き試合の中で投入されるコマに育てて行く。それが本来のファームの姿なんだと思います。そういった意味ではうらやましくもあり、何とかして巨人も良い部分を取り入れられないかなと思ったりもしました。取りあえず金城さんのスタメンは止めて欲しいですね。以前と同じことを言いますが、こういったベテランには若手と同じだけ出場機会を与えるよりも、試合の中の1打席、守備機会1度だけで十分です。力があるのは分かっているのだから、状態のチェックだけでいい。
このG+の中継は土日もあるようです。ただ、こんな試合が続くようでは書き込むのも萎えてきます。岡本が出場するのだったらモチベーションも上がるんだけどなぁ。てか、早く出てこい!
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