さもありなんな田原の昇降格

  • 舎人
    2012年05月23日 00:59 visibility596

巨人の連勝が止まりません。これはひとえに強力な先発投手陣に依るものが一番の理由だと思います。今年の巨人にはエース級の投手が3人揃っているのです。それが交流戦のスカスカの日程で切れ目なく起用することができることが、この連勝の大きな理由だと私は思います。また、他の方が指摘をされていますが、戦略室の存在も大きいのかもしれません。いずれにしても上手くいっている時は何でも上手く回転するのでしょう。


 


そんな連勝に沸き立つ巨人の中で一人のルーキーが昇格し、登板することなくひっそりと降格しました。6位指名で入団したサイドハンドの投手田原です。田原は宮國の登録抹消によって一軍昇格が決まった訳ですが、さしたる成績を二軍で残していた訳ではありませんでした。他に実績のある投手を上げることができたはずなのに、何で田原なんだろうと思った人は多かったことと思います。さらに登板させないままファームに落としたのですから、これは何のために一軍に引き上げたのか?普通に考えれば不可解な話です。


 


ただ、これは今年の原監督の選手起用のパターンをみていれば、さもありなんな話だと思いました。私はこの田原をそもそも登板させようと思って首脳陣は昇格させたのではないと思うのです。もちろん、不測の事態で投手が足りなくなったことによる登板や、ワンサイドゲームでの起用はあったかもしれません。しかし、この昇格の主目的は首脳陣がファームで時折好投をしている田原とはどんな投手か確認するためであり、原監督の田原に対する“値踏み”だったのだと思います。


田原は一度も登板することなく降格した訳ですが、嘆くことなかれ、田原はこれで原監督たち首脳陣に履歴書を受理してもらったとうことです。今回の昇降格によって田原はどのような起用がいいか検討され、次回の登板でははるかに低い敷居で登板することになると思います。そこからが田原の本当に一軍でのスタートが始まることでしょう。ともあれ、次回の田原の一軍昇格を心待ちにしたいと思います。



ところで、5月5日のジャイアンツ球場での試合を見に行った時のことですが、チケットのラッキーナンバープレゼントで私は1年ぶりに当選をしました。昨年は背番号94(小山?橋本?)のサインボールでしたが、先日当たったのは田原のサイン入りカードだったのです。これはいいものをもらったと、今回の初昇格に合わせて紹介しようと思っていたのですが、もたもたしていたら格好の時期を逸してしまいました。














こんなものをもらったということも何かの縁です。今年のルーキーでは特に田原のことを応援しよう。頑張れ田原!








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