イースタン巨人 0対5のビハインドから大逆転勝利!試合を決めるとともに、自身の支配下契約を決定付けた河野元貴の決勝タイムリー二塁打!
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舎人
2012年08月02日 05:06 visibility871
試合経過
なんだかモタモタして、まだ先週の試合の動画を整理しています。全てアップするのはまだかかるので今日も小出しに少しだけアップ。この試合の核心というべき八回裏から0対5をひっくり返したシーンです。
この回から投手は土屋に替わりました。それまで巨人は楽天投手陣に散発の5安打に抑えられていたものが、いきなり先頭の山本がヒットを放つと、続く藤村もヒットで続きます。しかし、後続の橋本、丸毛が打ち取られ、誰もが終息感を感じていました。ところが、一軍復帰に向けて誰よりもモチベーションの高い中井がフルカウントから四球で出塁します。二死満塁、しかし、続く田中大二郎が初球を簡単に打ち上げ内野フライ。この瞬間、誰もが万事休すだと思ったに違いありません。しかし、そのイージーなフライを楽天のショート稲田がまさかの落球をしてしまうのです。これで二者が生還し、2対5、まだまだ、点差は開いていました。しかし、続く和田が四球を選び、再び二死満塁、このころからもしかしたらという雰囲気が漂い始めました。そして期待を裏切らず石井が走者一掃の二塁打を放ち、ついに5対5の同点!さらに二塁にランナーを置いて河野が勝ち越しの決勝打となる右中間タイムリー二塁打を放ち、ついに巨人が6対5と逆転したのでした。
この日は37度を超える猛暑日。銀傘のないジャイアンツ球場のスタンドはおそらく40度を超えていたのではないかと思います。暑くて暑くて、頭がクラクラし、一刻も早く試合が終わることを願っていた私は、あろうことか凡退してもいいから、サクサク攻撃を終えてくれなどど思いながら観戦していました。しかし、あにはからんや私の意に反して、巨人の選手がどんどん長い攻撃をしてくれます。二死満塁で石井の打席の時など、同点にでもなったら延長もあるから打たなくていいと半ば願っていました。それが、何ともあっさりとした見事な同点劇!まったく余計なことをしてくれてと思いながら、色々な意味で期待を裏切らなかったセカンドベース上の石井を見つめていました。こうなったからには何としても試合を早く終わらせるためには巨人が勝ち越すしかない。一転して一途な思いで河野の活躍を願い始めたのでした。そして、それに河野が応えてくれた時は「なんて可愛い奴なんだ。誰かこいつに褒美をあげてくれ」と思うほどうれしい気持ちになったのでした。
そんな私の邪な思いが通じたのか、この試合の後に河野は支配下選手契約を勝ち取ることになります。昨年はファームの試合の捕手として誰よりも出場していたものの、今シーズンの昇格はまだまだ厳しいと思っていただけに、少し意外な支配下契約の話でした。もしかしたらこの試合を見ていた球団フロントや首脳陣も、私と同じように暑さにうんざりしていてたところ、“干天の慈雨”のような河野の一打に感激し、今回の決定となったのかもしれません。河野の一打は試合を決定付ける一打となったとともに、自身の支配下契約をも決定付けた一打となったのではないかと思います。
DeNAでは高校の後輩の高城が一軍出場を果たしています。先輩の河野にしてみたら、大いに思うところがあったでしょう。正捕手が不在のDeNAは高城の方が一軍出場が早いのは当然ですし、河野は焦ることはありません。それよりも同じ左打ちの正捕手阿部の良い部分を吸収し、鬼屋敷とともに次世代の正捕手を目指して欲しいと思います。月刊ジャイアンツなどの記事を読むと、投手陣から非常に可愛がられていることが伝わってきます。愛される性格は河野の財産と言えるでしょう。
この試合では決勝打だけでなく。フラフラしていた辻内を良くリードし、盗塁刺で助けたりもしています。柔軟性があり、強肩で、愛される性格、ここまではプロ入りの頃の阿部そっくりです。後はいかに打撃で近づけるかが河野の課題と言えるでしょう。
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