中井に期待した対左投手に特化した打撃を求めるのならば、中井よりも大田の方が相応しいだろう
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舎人
2012年08月06日 21:54 visibility1323
試合経過
http://labola.jp/diary/19915174
日曜日は土曜日に続いてジャイアンツ球場に行って来たのですが、この試合で最も目立った打撃を見せていたのは大田でした。ここ最近の大田は非常に打撃好調で、6試合連続ヒット中で、打率も.281まで上げてきました。これはイースタンリーグの打率ランキング6位ということです。
今シーズンの大田に関して言えることは、対左投手の打撃が素晴らしく良くなったということです。右投手の逃げていく変化球にはすぐに幻惑され、脆い面を相変わらず見せていますが、サウスポーの外から入ってくる変化球にはかなり対応力が増しているのです。昨日は決勝打となった右中間のタイムリー二塁打と三遊間を破るシングルヒットの二本を放ちましたが、いずれも西武のサウスポー小石から放った見事なヒットでした。
中井の扱いの件で色々と意見が飛び交っていますが、私が感じる疑問点の1つとして、何で決まりでもあるかのように、中井の起用をサウスポーに限っているのか。これは右バッターだから左投手という短絡的な起用ではないか。二軍でも右左関係なく結果を残してきているのだし、チャンスを与えるなら、右左関係なく与えればいいと思う。まさか、二軍に落とすための口実作りに、坂本や村田や長野でさえヒットを打てなかった難攻不落のソト相手に送り出したのではないか!?本当に中井が出てきて欲しいと願うのならば、もっと相応しい舞台があった気がするのです。中井という打者を考えれば、翌日の国吉先発の時に、古城の代わりに起用してもよかったのではないかと私は思います。
何を甘いことを言っていると思うかもしれません。チャンスを与えるとは一軍の求めるものに合わせることで、それに応えられない方が悪いと言われるかもしれない。また、いただいたコメントにもありましたが、難攻不落のソトを打てば一躍スターになれる訳ですし、ハイリスクハイリターンのチャンスを与えたという見方もできないことはないでしょう。しかし、そういったいきなり火中の栗を拾わせるようなことが育成なのかどうか私には疑問に思えます。一番無難な場面から送り出し、徐々に困難な場面を用意させるのが親心ではないか。
ただ、そもそもこの抜擢は育成という観点ではなかったのかもしれません。中井は将来の主軸を担えるかどうかのチャンスを与えられたのではなくて、(対左投手に対する)コマとして使えるかどうかをテストされたのではないか。そして、そのコマとして中井は失格だと判断され降格となった。以前も話しましたが、主軸を育成するための起用と、コマとしての起用は違うと思うのですが、巨人はその辺りのことをどうも時々混同しているような気がします。
私は今後も右バッターだから対サウスポー対策として起用するというのなら、中井よりもむしろ大田の方が結果を残す可能性があると思います。打撃の総合力では中井の方が一枚上であっても、原監督が求める対左投手に特化した打撃ならば大田の方が相応しいのではないかと思うのです。そんな私の見立てが二軍の首脳陣と一致してたのか、昨日の試合では四番は中井ではなく大田でした。中井は五番に下げられていたのです。
二人とも何とかものになって欲しいのは変わりません。しかし、とりあえずどちらが先でもいいから、何とか一軍定着を果たし、残った方やほかの若手たちに勇気を与えて欲しいと思います。 総崩れが一番恐れるべきことです。
動画は一緒に観戦した茶柱さんがカメラを回し、私が編集したものです。私よりもカメラワークが上手ですね(-.-;)
大田泰示 マルチヒット!2012年8月5日 ←New
http://www.youtube.com/watch?v=Cvzu1aT_3mE
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