加藤健はそんな器用な選手じゃない

  • 舎人
    2012年11月03日 17:14 visibility2405
ドラフトの話をまとめようとしているのですが、日本シリーズの第5戦の加藤のプレーが色々と物議を醸し出しているので、少し私の思うところを話します。私個人の感想としては、もう10何年も加藤という選手を見てきましたが、演技だと言われたあの時の有様は、おそらくそんな計算めいたものではないと思います。そういったことが出来るくらいなら阿部に代わって正捕手に治まっていたでしょう。実松に抜かれたりなんかしていないです。もっと朴訥でじれったいぐらい融通が利かない、人の良さがプレーに出てしまう人間。達川さんや元木さんのような選手ではないんです。あれは顔付近に来たことで恐怖におののいている様を、周りが勝手に騒ぎ立て、さも演技をしたかのように解釈されてしまったのではないかと思います。

これは誤審をされた日ハム側も可哀想だったし、卑怯者扱いされた加藤や巨人側も可哀想だったと思います。また、誤審をしてしまった柳田球審も、誤審をやろうと思ってやっている訳がなく、かつてのヤクルト時代の同僚栗山監督から厳しく詰め寄られ、可哀想な立場でした。こういったプレーの流れの中での突発的な出来事はそれぞれの立場で、言い分が食い違ってしまうもので、誰がいけないのか騒ぎ立ててるべきではないと思う。検証をして今後、再発の無いようにしてくことが大事なだけです。

今朝の報知に加藤があのプレーのことを引きずっているらしく元気がないなんて載っていましたが、割り切って目の前のプレーに全力を尽くして欲しいと思います。

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