2007年高校生ドラフトの採点 高校時代の菅野はどんな評価だったのか?その時の同い年のドラフト候補生たちの評価とその後はどうなったのか?前編
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舎人
2012年11月13日 02:21 visibility14622
アジアシリーズが終わり、巨人の2012年シーズンがようやく終わりました。5冠達成ということで、最高のシーズンだったと思います。そんな浮かれた雰囲気そのままに、今はストーブリーグが最盛期を迎えようとしています。先週の東野・山本とオリックス香月・阿南のトレードに続き、今日は金刃・仲澤と楽天横川・井野のトレードが発表されました。私は20代前半で、まだ評価の定まっていない選手のトレードには反対しますが、20代後半になり、評価の定まった選手で、出番のない選手のトレードはどんどんするべきだと思っています。だから、今回のトレードは全く問題ないと思いますし、移籍することになった東野や金刃たちについては、ただひたすら移籍先で頑張って欲しいと思っています。しかし、交換要員の考え方はなんだか疑問だらけな感じです。
どうも原監督のクセなのでしょうが、控えやコマの選手を他から補強するとすると、生え抜きの若手よりも、移籍選手を優先して、見極めるまで手元に置いておくことが多々あります。それが時として、生え抜き若手の蓋のようになってしまうことがあるような気がするのです。若手たちの目指すところはまず控えや生え抜きといったポジションです。そこに、他球団で不要と判断された、言わば可能性の乏しい移籍選手たちが優先起用されることはあまり意味がないと思います。そういった選手たちは、必ずと言っていいほど、シーズンが始まるとファームに落ちて行きます。そこで、ようやく生え抜き若手たちに出番が巡って来るといった感じです。だから、交換要員は、本当に選手層の薄い、若手のタレントも乏しいポジションの選手でもなければ取らない方がいい場合だってあると思う。香月と阿南は本当に必要なポジションの選手だったのか?横川と井野は年齢的にも後が無いだろうに、可能性があると思ったのか?強いて欲しい選手がいなければ金銭でも良かったのではないか?そんな思いが次々と生まれます。もちろん、巨人の選手になったのならば、しっかり応援しようと思っていますが、今いる若手たちのことを優先して考えると、そんな風に思えてしまうのです。これは原監督の問題というよりも編成担当のフロントの問題です。原沢GMには自分のチームの若手の効果的な成長方法とやる気の引き出し方をもっと考えて欲しいと思います。
そういった編成や球団経営について話し始めると、またも更新が遅れてしまうので、これは別の機会に話すことにします。前回のドラフトの話は関心が高く、1週間で2000以上のアクセスがありました。これは橋本の話に1年かけてアクセスされた数字と同じです。そのドラフトの話は前回で終わりにするつもりで、今回は退団した選手たちについて話そうと思っていたのですが、少し時間がかかりそうだったので、1つちょっとしたドラフト絡みのテーマの日記を書くことにしました。菅野の評価の移り変わりについてです。しかし、いつもの悪いクセで色々と話を広げ始めたら、ちょっとしたどころの話ではないものになってしまいました。菅野が初めてドラフトで評価されることになった2007年の高校生ドラフトにおいて、菅野はどんな評価だったのか?ドラフト候補生の中で、菅野は何番目くらいの選手だったのか?その時に上位評価だった選手は誰だったのか?その上位評価の選手はその評価通りの活躍をしたのか?どの球団が勝ち組と言われていたのか?その勝ち組と言われた球団は本当に勝ち組だったのか?菅野のことを調べて行くうちにどんどん疑問が浮かんできました。今日はそんな2007年の高校生ドラフトについて考えてみたいと思います。一回では字数も楽にオーバーし、話しきれないほどですが、こんなことはオフシーズンの今でしかできないこと。オフならではの野球の楽しみ方です。
まずは今年、一浪の末、巨人からドラフト1位指名を受けた菅野の評価についてです。菅野は今でこそドラフトの目玉と言われていますが、高校時代はどんな評価だったのか?手元に残っている2007年の野球小僧(2007年10月号)と日刊スポーツグラフアマチュア野球(Vol.13)の2誌の評価を引用してみます。
菅野(東海大相模高→東海大→日本ハム2011年D1位→巨人2012年D1位)
2007年評価
野球小僧 ◯
長い手足をしならせた熱投に今夏は魂がこもる。高速スライダーとフォークのキレは出色
アマチュア野球 A
長身から投げ下ろす最速148キロのストレートとスライダーを武器に三振の山を築く本格派右腕。腕を振って内角に投げられるフォームの良さも特長で、実力は全国でトップクラス。
野球小僧評価 ◎→〇→△
アマチュア野球評価 AA→A→BA→B→C
まずまずの評価だと思います。この評価がそのまま素直に成長した姿が、その後のドラフトの目玉なのだと思います。この当時から菅野の本当に良いところは、ストレートでも変化球でも変わることのない腕の振りだったようです。それ加え、高校時代からすでにMAX148キロだったストレートが、大学に入り、さらに磨きがかかり、MAX157キロまで進化したということで、一躍ドラフトの目玉にまでなったのでしょう。
しかし、菅野が本当にこの頃、大器だと思われていたとしたら、すでに原監督は巨人のユニフォームを着ていた訳ですし、この時点で指名の話があったと思います。それが、プロ志望届を出さずに進学を選んだのは、この時点では、もっと評価をされていた選手が数多くいたからからでしょう。それがどういった選手だったのかを、同じように野球小僧とアマチュア野球の評価を基に探ってみました。また、菅野には同い年の巨人関係の選手がいるはずですが、それが誰なのか、その評価も一覧にしてみました。太字で下線が巨人関係の選手です。
2007年野球小僧
◎評価(すべて)
佐藤由(投:仙台育英高→ヤクルト高D1位)
唐川(投:成田高→ロッテ高D1位)
田中健(投:常葉菊川高→横浜高D1位)
中田翔(投:大阪桐蔭高→日本ハム高D1位)
植松(投:金光大阪高→ロッテ高D3位)
津田(投:倉敷高→日本ハム高D3位→2009年戦力外)
宇土(投:島原中央高→三菱重工長崎)
川辺(捕:日大藤沢高→明治大→ヤマハ)
伊藤光(捕:明徳義塾高→オリックス高D3位)
高濱(内:横浜高→阪神高D1位→ロッテ)
安倍(内:福岡工大城東高→広島高D1位)
熊代(外:今治西高→日産→西武2010年D6位)
中村(外:帝京高→ソフトバンク高D3位)
〇評価(主なもの)
森田貴(投:大垣日大高→明治大→東海EX)
大田(投:帝京高→横浜高D3位)
樋口(投:尾道商高→中日高D3位→2010年戦力外)
佐藤祥(投:文星芸大付高→横浜高D4位)
清原(投:常総学院高→阪神高D4位)
山本(投:酒田南高→ヤクルト高D3位)
浅沼(投:旭川南高→日本ハム高D7位)
阿部(投:大牟田高→ロッテ高D4位)
岩嵜(投:市立船橋高→ソフトバンク高D1位)
石田(投:東海大仰星高→楽天高D3位)
菊池(投:常磐大高→楽天高D4位)
山崎(投:市立船橋高→オリックス高D4位)
中村(投:京都すばる高→広島高D4位)
藤岡(投:桐生一高→東洋大→ロッテ2011年D1位)
中根(投:仙台育英高→東北福祉大→ヤクルト2011年D5位)
高木(投:星稜高→国学院大→巨人2011年D4位)
土田(投:鎮西学院高→長崎セインツ→愛媛パイレーツ→巨人2011年育D2位)
竹嶋(投:滑川高→巨人高D4位→2010年戦力外)
岡島(捕:関東学園大附高→白鴎大→楽天2011年D4位)
藤村(内:熊本工高→巨人高D1位)
丹羽(外:岐阜城北高→オリックス高D1位→2012年戦力外)
斉藤(外:春日部共栄高→西武高D7位)
丸(外:千葉経大付高→広島高D3位)
伊藤隼(外:中京大中京高→慶応大→阪神2011年D1位)
中井(外:宇治山田商高→巨人高D3位)
△評価(主なもの)
寺田(投:札幌南高→楽天高D1位→2011年戦力外)
野村(投:広陵高→明治大→広島2011年D1位)
豊島(投:北陸大谷高→日本ハム高D6位→2010年戦力外)
梅田(投:鯖江高→西武高D5位)
池田(投:青藍泰斗高→ロッテ育D1位→2009年戦力外)
西村優(投:遠軽高→巨人育D2位→2010年戦力外)
土生(内:広陵高→早稲田大→広島2011年D4位)
藤井(内:桜井高→ソフトバンク高D4位→2009年戦力外)
赤坂(外:浦和学院高→中日高D1位→2012年戦力外)
坂本(外:柏高→横浜高D5位→2012年戦力外)
大平(外:波佐見高→日本ハム高D4位→2011年戦力外→信濃グランセローズ)
2007年アマチュア野球評価
AA評価(すべて)
唐川(投:成田高→ロッテ高D1位)
中田翔(外:大阪桐蔭高→日本ハム高D1位)
A評価(すべて)
佐藤由(投:仙台育英高→ヤクルト高D1位)
森田貴(投:大垣日大高→明治大→東海EX)
樋口(投:尾道商高→中日高D3位→2010年戦力外)
伊藤光(捕:明徳義塾高→オリックス高D3位)
藤村(内:熊本工高→巨人高D1位)
中村(内:帝京高→ソフトバンク高D3位)
土生(内:広陵高→早稲田大→広島2011年D4位)
赤坂(外:浦和学院高→中日高D1位→2012年戦力外)
斉藤(外:春日部共栄高→西武高D7位)
BA評価(主なもの)
田中健(投:常葉菊川高→横浜高D1位)
植松(投:金光大阪高→ロッテ高D3位)
大田(投:帝京高→横浜高D3位)
清原(投:常総学院高→阪神高D4位)
岩嵜(投:市立船橋高→ソフトバンク高D1位)
石田(投:東海大仰星高→楽天高D3位)
川辺(捕:日大藤沢高→明治大→ヤマハ)
高濱(内:横浜高→阪神高D1位→ロッテ)
安倍(内:福岡工大城東高→広島高D1位)
坂本(外:柏高→横浜高D5位→2010年戦力外)
中井(外:宇治山田商高→巨人高D3位)
B評価(主なもの)
津田(投:倉敷高→日本ハム高D3位→2009年戦力外)
宇土(投:島原中央高→三菱重工長崎)
佐藤祥(投:文星芸大付高→横浜高D4位)
山本(投:酒田南高→ヤクルト高D3位)
山崎(投:市立船橋高→オリックス高D4位)
松山(投:横浜商科大高→日本ハム高D5位→2011年戦力外→石川ミリオン)
野村(投:広陵高→明治大→広島2011年D1位)
柴田(投:愛工大名電高→明治大→巨人2011年育D3位)
中田祥(捕:鳴門工高→西武高D6位)
丹羽(外:岐阜城北高→オリックス高D1位→2012年戦力外)
丸(外:千葉経大付高→広島高D3位)
熊代(外:今治西高→日産→西武2010年D6位)
伊藤(外:中京大中京高→慶応大→阪神2011年D1位)
高木(外:星稜高→国学院大→巨人2011年D4位)
C評価(主なもの)
寺田(投:札幌南高→楽天高D1位→2011年戦力外)
菊池(投:常磐大高→楽天高D4位)
中根(投:仙台育英高→東北福祉大→ヤクルト2011年D5位)
島内(投:星稜高→明治大→楽天2011年D6位)
土田(投:鎮西学院高→長崎セインツ→愛媛パイレーツ→巨人2011年育D2位)
阿部(投:大牟田高→ロッテ高D4位)
大平(外:波佐見高→日本ハム高D4位→2011年戦力外→信濃グランセローズ)
この年は大阪桐蔭の中田翔、成田高の唐川、仙台育英の佐藤由規が高校生ビッグスリーと言われていました。野球小僧には中田のことを投打に渡って超一流で100年に一度の逸材とまで言っています。唐川のことは抜群の投球センスで、投手になるために生まれてきた男だとか。佐藤のことは156キロと高速スライダーで奪三振ショーの剛腕だそうです。三人が三人とも一騎当千の選手のような紹介をされています。
巨人関係の選手はこの年にドラフト指名された藤村、中井、竹嶋、西村優に加えて、昨年ドラフト指名された高木京と土田、柴田の名前があります。彼らの当時の評価は低いながらも、その後、しっかりと力を蓄え、プロから誘いがあるまでになったのでした。実は土田が菅野や藤村たちと同い年ということを今回初めて気づきました。もっとおっさんかと思っていました(・_・) また、同い年の選手はこの他に田原と引退した谷内田がいます。しかし、二人の評価はどこにもありませんでした。無名のまま消えて行った谷内田は仕方ないにしても、高校時代全くの無名だった田原は、今年ルーキーながら2勝を挙げる活躍を見せたのですから大したものです。
次に、野球小僧とアマチュア野球の評価を使って、この年のドラフト候補生たちのランキングを付けてみたいと思います。菅野や藤村たちはどの位の順位になるのか?
ランキング定義
野球小僧 ◎=5点、〇=3点、△=1点
アマチュア野球 AA=5点、A=4点、BA=3点、B=2点、C=1点
2007年高校生評価ランキング
01位 唐川 小僧◎ ア野球AA 10点
01位 中田翔 小僧◎ ア野球AA 10点
03位 佐藤由 小僧◎ ア野球A 9点
03位 伊藤光 小僧◎ ア野球A 9点
03位 中村 小僧◎ ア野球A 9点
06位 田中健 小僧◎ ア野球BA 8点
06位 植松 小僧◎ ア野球BA 8点
06位 川辺 小僧◎ ア野球BA 8点
06位 高濱 小僧◎ ア野球BA 8点
06位 安部 小僧◎ ア野球BA 8点
12位 津田 小僧◎ ア野球B 7点
12位 宇土 小僧◎ ア野球B 7点
12位 熊代 小僧◎ ア野球B 7点
12位 森田貴 小僧〇 ア野球A 7点
12位 樋口 小僧〇 ア野球A 7点
12位 斉藤 小僧〇 ア野球A 7点
12位 菅野 小僧〇 ア野球A 7点
12位 藤村 小僧〇 ア野球A 7点
全体で最も評価が高く、ランキング1位だったのは唐川と中田でした。二人に続くのは佐藤由、伊藤光、中村の3人です。菅野も藤村も12位という順位でした。そして、中井たちは圏外20位以下だったということになります。
今度はこのランキング定義を基に、実際のドラフトでどの球団が最も評価の高い選手を集めることができたかを調べます。その得点の合計で、ドラフト時の勝ち組、負け組の球団が浮かび上がってきます。
2007年高校生ドラフト結果
巨人
1巡目 藤村(内:熊本工高) 小僧〇 ア野球A 7点
3巡目 中井(外:宇治山田商高) 小僧〇 ア野球BA 6点
4巡目 竹嶋(投:滑川高) 小僧〇 ア野球なし 3点
育成ドラフト
2巡目 西村(投:遠軽高) 小僧△ ア野球B 3点
3巡目 谷内田(捕:北照高) 小僧なし ア野球なし 0点
指名評価上位2人の評価合計 13点
中日
1巡目 赤坂(外:浦和学院高) 小僧△ ア野球A 5点
3巡目 樋口(投:尾道商高) 小僧〇 ア野球A 7点
指名評価上位2人の評価合計 12点
阪神
1巡目 高濱(内:横浜高) 小僧◎ ア野球BA 8点
3巡目 森田一(内:関西高) 小僧なし ア野球なし 0点
4巡目 清原(投:常総学院高) 小僧〇 ア野球BA 6点
指名評価上位2人の評価合計 14点
横浜
1巡目 田中健(投:常葉菊川高) 小僧◎ ア野球BA 8点
3巡目 大田(投:帝京高) 小僧〇 ア野球BA 6点
4巡目 佐藤祥(投:文星芸大付高) 小僧〇 ア野球B 5点
5巡目 坂本(外:柏高) 小僧△ ア野球BA 4点
育成ドラフト
2巡目 杉本(捕:水戸短大付高) 小僧なし ア野球なし 0点
指名評価上位2人の評価合計 14点
広島
1巡目 安部(内:福岡工大城東高) 小僧◎ ア野球BA 8点
3巡目 丸(外:千葉経大付高) 小僧〇 ア野球B 5点
4巡目 中村(投:京都すばる高) 小僧〇 ア野球なし 3点
指名評価上位2人の評価合計 13点
ヤクルト
1巡目 佐藤由(投:仙台育英高) 小僧◎ ア野球A 9点
3巡目 山本(投:酒田南高) 小僧〇 ア野球B 5点
指名評価上位2人の評価合計 14点
日本ハム
1巡目 中田翔(投:大阪桐蔭高) 小僧◎ ア野球AA 10点
3巡目 津田(投:倉敷高) 小僧◎ ア野球B 7点
4巡目 大平(外:波佐見高) 小僧△ ア野球C 2点
5巡目 松山(投:横浜商科大高) 小僧なし ア野球B 2点
6巡目 豊島(投:北陸大谷高) 小僧△ ア野球なし 1点
7巡目 浅沼(投:旭川南高) 小僧〇 ア野球なし 3点
指名評価上位2人の評価合計 17点
ロッテ
1巡目 唐川(投:成田高) 小僧◎ ア野球AA 10点
3巡目 植松(投:金光大阪高) 小僧◎ ア野球BA 8点
4巡目 阿部(投:大牟田高) 小僧〇 ア野球C 4点
育成ドラフト
1巡目 池田(投:青藍泰斗高) 小僧△ ア野球なし 1点
指名評価上位2人の評価合計 18点
ソフトバンク
1巡目 岩嵜(投:市立船橋高) 小僧〇 ア野球BA 6点
3巡目 中村(外:帝京高) 小僧◎ ア野球A 9点
4巡目 藤井(内:桜井高) 小僧△ ア野球なし 1点
指名評価上位2人の評価合計 15点
楽天
1巡目 寺田(投:札幌南高) 小僧△ ア野球C 2点
3巡目 石田(投:東海大仰星高) 小僧〇 ア野球BA 6点
4巡目 菊池(投:常磐大高) 小僧〇 ア野球C 4点
指名評価上位2人の評価合計 8点
西武
4巡目 武隈(投:旭川工業高) 小僧なし ア野球なし 0点
5巡目 梅田(内:鯖江高) 小僧△ ア野球なし 1点
6巡目 中田(捕:鳴門工高) 小僧なし ア野球B 3点
7巡目 斉藤(外:春日部共栄高) 小僧〇 ア野球A 7点
指名評価上位2人の評価合計 10点
オリックス
1巡目 丹羽(外:岐阜城北高) 小僧〇 ア野球B 5点
3巡目 伊藤光(捕:明徳義塾高) 小僧◎ ア野球A 9点
4巡目 山崎(投:市立船橋高) 小僧〇 ア野球なし 3点
指名評価上位2人の評価合計 14点
2007年高校生ドラフト時の勝ち組度ランキング
01位 18点 ロッテ
02位 17点 日本ハム
03位 15点 ソフトバンク
04位 14点 横 浜
05位 14点 オリックス
06位 14点 阪 神
06位 14点 ヤクルト
08位 13点 巨 人
08位 13点 広 島
10位 12点 中 日
11位 10点 西 武
12位 08点 楽 天
※同点の場合は評価上位3番目の選手の評価による
1位入札は佐藤由にヤクルト、中日、読売、横浜、楽天の5球団、中田に日本ハム、阪神、ソフトバンク、オリックスの4球団、唐川にロッテ、広島の2球団といった感じで、裏金問題で1位指名権をはく奪された西武を除く11球団すべてがビッグスリーの抽選に参加したのでした。そして、佐藤はヤクルト、中田は日本ハム、唐川はロッテが交渉権を獲得しました。この勝ち組度ランキングをみると、やはり唐川と中田の指名に成功したロッテと日ハムが1位と2位になっています。3位以降は抽選に敗れたものの、そつなく評価の高かった選手を集めたソフトバンク、横浜と続きます。巨人は下から数えた方がいいような感じでした。11位の西武は1巡目から3巡目までの指名権がなかった訳ですから、この順位でも仕方ないにしても、楽天の最下位はどうしたことでしょう。このことは当時、盛んに議論されていたことですが、外れ1位の寺田の指名は評価から言ったら謎です。
さあ、この時のランキングは5年後の現在、どうなったのか?この時の選手たちの立ち位置はどうなっているのか?そのあたりのことを次回、後編で話してみたいと思います。
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